「眼瞼黄色腫」脂質は多いと目に出る。

まぶたに出来る黄白色のしこりを眼瞼黄色腫といい、これができると日常的にコレステロールが高い可能性があります。

家族性高コレステロール血症のように先天的に脂質が高い方や、高脂血症など、脂質を多く含む細胞をマクロファージが処理しきれないと目に出る事があるのです。

眼瞼黄色腫の好発年齢は中年以降で、痛みやかゆみなどの症状はありません。ですが、慢性的に脂質が高いため、心筋梗塞や脳卒中などの循環器疾患のリスクに注意せねばなりません。

眼瞼黄色腫は自然治癒することはなく、徐々に大きくなって見た目の著しい変化や、まぶたの開閉に支障をきたす場合もあるので見つけたら専門医に相談してください。

そして、余談ですがかの有名なレオナルドダヴィンチ作、「モナリザ」の目にも、よく見ると眼瞼黄色腫のようなしこりが描写されているといいます。