歯周病と大腸がんには相関関係があるとされています。重度の歯周病の方は大腸がんの発症率が高く、大腸がんの組織内からはしばしば歯周病菌のフソバクテリウムが検出されているのです。
歯周病であることで常日頃から歯周病菌が大腸に届き、それが癌細胞の増殖、慢性炎症、免疫抑制に働いていると考えられているのです。
さらに、歯周病は糖尿病とも関係があるとされています。歯周病があると歯肉に炎症が起きて、炎症を知らせるサイトカインが慢性的に放出されることでインスリンが効きにくくなり、糖尿病になりやすくなると同じに糖尿病が悪化しやすいのです。
気になる方は、まず歯周病の改善と口内環境の健全化を図る事が肝要です。