目の前にお菓子があり、今すぐ食べるなら1つ、我慢すれば後で3つもらえるがどうする?という実験があります。
快感や本能に任せて「後でもらえる3つ」より「すぐに食べれる1つ」を選択すると損をします。この場合、理性脳である大脳新皮質の前頭葉は未来を予測して判断するので待つ事を考えます。
今すぐ食べたい欲求よりも、のちの利益をとることを理解して自制が働けば本能を抑えて待つ選択が出来るのです。日々の生活、人生において本能に抗わねばならないシチュエーションもあるでしょう。
その際、一時の欲を優先して損な選択をしないためには徹底的に「理詰め」で本能を封じ込めるしかありません。「野生の勘」も時として大切ですが、我々人類は「考える葦」であり、理性脳によってここまで発展してきました。
資産運用における投資判断、ギャンブル、お酒など、理性が機能不全に陥りそうな危うい局面ではまず「そこから離脱する」、「独りになる」、「徹底的に理詰めで考える」事を忘れないでください。それでもだめなら一度睡眠をとるか、自分の顔を思い切りぶん殴ってみて下さい(笑)