前腕が重だるい痛むという症状で、特に思い当たる節が無くて外傷もなく、お仕事はデスクワーク。このような情報の中でどこが有効な施術ポイントとなるかを考えるとまずは手指の筋肉です。
近年、ITの普及によりパソコンやスマホ、タブレットは様々な場面で多く使う機会が増えています。デスクワークの方々においては特にこの傾向が強くて、一日8時間以上パソコンと向き合っているという方も多いのではないでしょうか。
この場合、眼精疲労や首肩凝り、頭痛などが主訴で起きそうなものですが、腕の痛みやしびれなどの症状も出るのです。そのような疾患をキーパンチャー症候群と言います。パソコンのタイピング動作の積み重ねで上記のような症状が出るのです。
今回は頚肩の症状は置いておいて、前腕の症状に限局してお話します。
パソコンのタイピング操作の時に使う筋肉は主に指の伸筋腱と屈筋腱です。これらは元をたどると肘もしくは前腕の真ん中くらいからくっ付いています。なので、指の屈曲伸展運動を何度も繰り返すことで前腕伸筋群、屈筋群に負担がかかりそれらの筋肉がくっ付いている付着部の前腕や肘に何らかの症状が出たりするのです。
なので、中手骨の間の骨間筋や指先の筋肉や急所に対する刺激で前腕や肘の症状が楽になるケースもあります。これでも楽にらななくて、前腕がパンパンに張っていて毎日前腕や指をたくさん使っている方の場合は、細い鍼で前腕の筋肉の硬結部に対して響きを与えるという方法もひとつです。鍼を刺して電気を流すとかではなく、刺して響かせて抜いてを繰り返していくという方法です。
この方法で前腕の重だるさがとても楽になったというお声も頂いています。
前腕がとても重だるくて辛い時は是非当院にご相談下さい。
神楽坂 東五軒町鍼灸整骨院より。