長時間の座り仕事をしている方で首肩がこるという方、さらに辛くなって寝違えの様な症状にまで発展してしまう方は非常に多いです。
首を動かすと痛む、いわゆる寝違えの様な症状を呈した際、首を左右に捻る回旋時痛が多くの方に見られます。
この場合は、胸鎖乳突筋の付け根を緩めると大抵の方は症状が楽になる場合が多いです。
胸鎖乳突筋とは頭の側頭骨の乳様突起と鎖骨を結ぶ筋肉です。要は、長時間首というか頭が前かがみの状態でいるとこの胸鎖乳突筋がずっと収縮している状態となりとても負荷が掛るのです。
それにより、左右に首を捻る際にこの筋肉が上手く動かず、くっ付いている首の付け根の部分が引っ張られて痛みが出てしまうのです。なので、この筋肉及びくっ付いている首の付け根の部分をほぐす事で回旋時の痛みが楽になる事が多いのです。
そして、首を緩めるにあたっては、うなじ部分だけでは足りません。真の原因部位は、首の前側にあることが多いです。これは頚長筋といって首を前からサポートしている大切な筋肉です。ここは残念ながらセルフケアするには難しいところです。なぜなら、奥の方なので捉えにく、捉えたとしてもとても痛いからです。ほぐし切る前にセルフケアでは痛すぎて多分、手を離してしまうと思います。
短い時間であまり痛みを感じず確実に緩めるには、患者さんに仰向けになってリラックスしていただく必要があります。ぜひ首が痛い方は当院へお越しください。