動かすと痛い症状改善集。ジャケットを羽織るときに肩甲骨、背中が痛い。

今回は背中、肩甲骨の痛みです。ジャケットを羽織って腕を通す時、肩を後ろに大きく回すような動きをすると肩甲骨付近の背中がズキっと痛いという症状です。

結論から言うと、こちらの症状は鎖骨の下、上腕、前腕の筋肉を緩める事で緩和されました。背中、腕、鎖骨、肩というのは繋がりがあります。腕の筋肉が硬くなって上腕および肩背中の筋肉が引っ張られて症状が出たり、腕にかかる負担が肩甲骨と鎖骨で構成されている肩鎖関節に影響を与えて肩甲骨周りや背中の動きが悪くなるという結果を生むこともあります。

上記の症状は、ぎっくり腰の背中バージョンのような状態です。この場合、①痛む箇所との繋がりを緩める事で改善するケース②亜急性の損傷が起きていて損傷個所修復に時間がかかる場合③局所に施術をすることで割と早期に症状改善が見込めるケースとありますが、今回は①のケースでした。

今回の患者様はごく最近お仕事場が変わられて以前に比べて上腕前腕部に力がかかるという事の他に、もしかすると東洋医学的に考えると手の少陰心経、厥陰心包経の兼ね合いで腕の急所を緩める事で症状が改善したのかもしれません。

東洋医学的に心経、心包経は精神面、循環器系に負担が掛かる際に反応が現れやすい経絡です。なので新たな環境で精神的、肉体的な負担がかかり経絡、筋郁の両方の繋がりから背部に症状が出たとも考えられます。

施術の評価と方法に関しては、腕を大きく回す動き、ジャケットを羽織る動き、体幹部の回旋など痛む動きを確認したのちに上腕、前腕のここを押えておくと痛みが出ないという急所を押えて緩ませながら動かしていきます。それにより症状はかなり楽になったと仰って頂きました。

症状改善において、筋肉、神経、血管の繋がりも大切ですが経絡でお身体を診て経穴を刺激することもまた大切な要素です。

神楽坂 東五軒町鍼灸整骨院より。

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