無血刺絡で効果が出た症例シリーズ。17 40代女性 胆石による?右肩と背中の不快感。

40代男性 右の肩と背中に違和感というか、重いようなだるいような不快感があるという状態でした。

 

特にこれと言ってどの動作をすると症状がでるというわけではない、いつもなんとなく右の肩背中に違和感がありそれが取れたことがないとおっしゃるんですね。

 

右肩というと、胆石が出来ると放散痛が出るともいいます。その他にも、何か内臓からの危険を知らせるシグナルなのではないかと思ってしまいます。なので、健康診断などで何か気になる所見などはありましたかと聞くと、小さな胆石があるとのこと。

医師いわく、小さい物なので特に手術などで取るとかはしなくていいので、経過観察をしましょうとのことだそうです。

 

最初は、背中や肩などをほぐしたり温めたりしていました。それでもその時は少し楽になっても、また症状が戻ってしまう…という事を繰り返していました。

背中の痛む箇所が、ちょうど胆兪のあたりということもあり、もしやと思って右の季肋部あたりから肝臓を触れてみました。そしてその中でも硬い部分や、押すと痛い所を探っていきました。

すると、ある一点を押すといつも違和感や痛みがあるところに響くとおっしゃいました。

なので、そこに持続圧をかけなるべく柔らかくなるまで緩め、左右の胆兪、肝兪に皮内鍼を入れました。

この時は、かなり症状が和らぎいつもよりも楽だとおっしゃいました。

 

その時に、何か肝臓や胆のうに不調はありませんか?健康診断で何か言われたりされませんでしたか?とお聞きしたところ、胆石があるとお話してくださいました。

 

その後も何度も来院頂き、効果の出た上記の施術を行っておりました。かなり楽にはなるけどやはり戻ってしまう…という一進一退が続きました。

そこから暫く経ち、あるタイミングで無血刺絡の理論と実践方法を長田先生に習いました。

 

痛圧刺激を経穴と神経、内臓付近に与えることにより血流を促進させ発痛物質を散らし、副交感神経を介して内臓機能に何らかのいい影響を与える事はできないかと思いました。

そこで、了解を得たうえで無血刺絡を試みました。左右の胆兪、肝兪、筋縮、中枢、魂門、陽網、右季肋部の肝臓付近、右肩の経穴全般。に刺激を与えました。かなり痛いとおっしゃっており、全体的にフレアー現象が起こりました。

 

これで施術を終了し、皮内鍼なしで様子を見てもらいました。

次は2週間後に来院され、症状が気持ち楽になったと感じるとのこと。その後も、今まで週に1から2回の来院頻度でしたが、1か月に2から3回くらいになり、あまり症状が気にならなくなってきたとおっしゃっておりました。

 

胆石の方は、特に大きさなどを定期的に検査したりしているわけではないようで(特に医師にもいわれていない)その後の経過は分かりかねます。しかし、背中と肩の症状が緩和されてきたところを見ると、症状の原因は胆石による何らかの刺激があり、それで周辺の筋肉に影響を与えていたと考えるのも一つかもしれません。

あとは、ただ単に肩背中の筋肉が慢性的に張ってしまい血流が悪いことにより症状が出ていたか。それが、生活や施術法などのによる何らかの変化が体に起こり症状が抑えられたか…。

いずれにしても、無血刺絡の刺激は副交感神経を優位にし、血流促進を促すというもの。それにより、症状が改善するというのは何らかの血流不足が原因となり症状が起こっていたのかもしれません。

また、もし無血刺絡により胆石に何らかの良い影響を与えているとしたらこれは大きな発見だと思います。

 

神楽坂 東五軒町鍼灸整骨院より。

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