癌と確実に関係する要因。神楽坂/鍼・整骨・刺絡

日本人の死因の1位は癌です。
今や、2人に1人が癌になります。
超高齢化社会である我が国では、癌になる人の半数が75歳以上なのです。

日本人のための癌予防で気をつける項目

たばこ
お酒
食生活
体重
身体活動
感染

意識すれば避けられる要因での癌罹患率

男性43.4%
女性25.3%
これらの%を形成する主な要因は上記の6つです。
6つ全部気をつけると男性は43%、女性は37%癌罹患リスクが減少する事がわかっています。
※Sasazuki et al pev med 2012より

たばこ

主流煙も副流煙も癌リスクは上がります。
どちらにも70種類もの発癌物質が含まれているのです。
食道癌4倍、肺癌4〜5倍、胃癌1.5倍、膵臓癌1.7倍です。
他にも、頭頸部癌、肝癌、子宮頸癌、膀胱癌、大腸癌は喫煙により確実にリスクが増加します。
急性白血病もほぼ確実に増加します。
乳癌はリスク増加の可能性があります。

肺がんと禁煙

60代で禁煙すると70代で40%、80代で57%肺がんのリスクが減少します。
※Mizoue et al Am epidemiol 2008より

お酒

少量の飲酒でも発癌リスクはあります。
大量飲酒ならばなおさらです。
頭頸部癌
食道癌
肝癌
大腸癌
これらは確実にリスクが増加します。
胃癌(男性)、乳がん(閉経前)はほぼ確実にリスクが増加します。
アルコールを代謝するとアセトアルデヒドになりますが
これが発癌物質なのです。

アルコールとガンのリスク

1日の摂取量約23g未満と比べて46g以上1.4倍、69g以上1.6倍発癌リスクがあるのです。
※日本酒1合でアルコール23gです。
お酒を飲むと赤くなるフラッシャーの方はそうでない人と比べて食道ガンのリスクが50倍以上上がります。

食事

塩分の摂りすぎ→胃癌
やさい、果物不足→食道癌、胃癌、肺癌
熱いまま食べる→食道癌
塩分濃度の高い食べ物は胃の慢性炎症を引き起こすためリスクが高まると考えられています。
熱いものは、口腔内、咽頭、食道の粘膜に炎症がおきます。

摂取量の目安

野菜→350g
果物→50g
ビタミンA、ビタミンC、食物繊維、ミネラルなどが大切です。

体重(太り過ぎ)

肝癌、乳がんは確実にリスクが増加します。
大腸癌はほぼ確実にリスクが増加します。

BMI

男性18.5未満
女性30以上
全ての癌のリスクがあります。
※BMI=体重÷身長÷身長

痩せすぎると

免疫力が低下して感染症にかかりやすくなります。
癌になった後の回復も弱くなります。

身体活動

体を動かすことで大腸癌のリスクをほぼ確実に減らす事ができます。
仕事や家事などで動いている方は癌の罹患率が下がっています。
循環機能の向上、免疫調節機能の改善、活性酸素の抑制効果が功を成しているのだと考えられます。

18歳から65歳までの運動量

歩行などを毎日60分、息がはずみ汗をかく運動を毎週60分すると良いです。
65歳以上は40分です。