皆様こんにちは。
今日は、胃炎について書いていきます。
皆様も経験された方も多いと思います。急性、慢性胃炎という症状のなかで、まずは急性胃炎から書いていきます。
急性胃炎は、急に発症する上腹部痛です。
とくに心窩部(みぞおち)痛をきたす状態に対する診断名です。
原因としては、ウイルスや細菌感染、温熱やコーヒーなどの刺激物が考えられ、それらによる急性の胃粘膜障害です。
その他、急性胃粘膜病変は外傷、手術などの外因性ストレス、精神的な内因性ストレスなども関係していると言われます。
症状は、悪心、嘔吐、食欲不振、心窩部痛などです。
内視鏡で診ると、急性胃炎・急性胃粘膜病変の場合、胃粘膜のびらん(粘膜の一部が欠損している)や出血が診られる場合もあるようです。
次に、慢性胃炎について書いていきます。
慢性胃炎は、食欲不振、吐き気、心窩部痛などの不定の消化器症状が持続する状態をいいます。
その他、内視鏡及び病理学所見で、表層性胃炎、萎縮性胃炎、過形成胃炎、肥厚性胃炎などが認められると慢性胃炎と診断されることが多いです。
※(表層性胃炎では、前庭部のくし状発赤が特徴で、萎縮性胃炎では胃粘膜の萎縮、肥厚性胃炎では大彎側の雛壁の肥大がみられます。)
あとは、胃、十二指腸潰瘍などの器質的疾患が特に見当たらない、でも、心窩部痛や悪心嘔吐がある場合も慢性胃炎と診断されることもあるよういです。なので、胃神経症と明確な区分がなされていないようです。
原因としては、慢性的な精神面のストレスや飲酒や食べ物の刺激の他、ヘリコバクターピロリ菌感染が関係しているかもしれないという考えがあるようです。
急性、慢性胃炎の治療法は、原因が明らかなものに対してはその原因を取り除く治療を行いますが、基本は胃十二指腸潰瘍の治療法に順ずるそうです。粘膜保護作用のある薬剤が主に使われたりします。
予後は、症状がなかなか改善しないこともありますが、生命の危険があるわけではないようです。
精神の安定を保ったり、食生活を見直す、お酒や辛いもの等、くせのあるものの接種に気を付けるだけでも症状を和らげることが出来ると思います!
神楽坂 東五軒町鍼灸整骨院より。
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