皆様こんにちは。
今日は感染症シリーズで、細菌性赤痢について書いていきます。
赤痢菌が口から入ることにより感染し生じる、急性の大腸炎のことです。感染症法の3類に指定されています。
毎年、1000人くらいの発病があり、海外渡航後の発症も多いとされます。
赤痢菌が、大腸粘膜細胞に入り込み大腸粘膜に潰瘍を形成し、出血や膿性滲出液や粘液の過剰分泌を起こします。
症状は、悪寒、発熱、腹痛、下痢です。これらの症状が、1から4日の潜伏期間を経て現れます。
上記のほかに、吐き気や嘔吐を伴う事もあり、テネスムスといって、軟便から水様便、膿、粘液、血液が混入した膿粘血便が出ます。
診断としては、便の細菌検査、遺伝子検査、臨床症状の確認の他、海外渡航歴、家庭内発症の有無、飲食物などの感染経路についても確認が必要です。
治療法は、安静にして食事療法や、輸液療法、抗菌薬の投与という形になるようです。
予後は良好で、1週間以内に回復するようです!
神楽坂 東五軒町鍼灸整骨院より。
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