こむら返りの正式名称は「有痛性筋痙攣」といいます。
原因は筋肉の疲労や加齢など様々ありますが、薬の副作用によっても有痛性筋痙攣が起こる事もあるのです。
主にスタチン系、利尿薬、β遮断薬、カルシウム拮抗薬などが多いとされます。
薬の特徴と筋痙攣との関係。
「スタチン系製剤」は、高脂血症などに使用されるお薬です。これは筋肉に作用するため、筋肉痛や筋代謝異常を招き攣りに繋がる可能性があります。
「利尿薬」は高血圧、心不全、浮腫などに使用されます。ナトリウム、カリウム、マグネシウムなどが尿と共に排出されることで電解質のバランスが乱れて攣りやすくなるのです。
「β遮断薬」は、高血圧、狭心症、不整脈、心不全などの際に用いられる薬です。服用により末梢の血流が低下することで筋疲労が起きて攣る可能性が高くなります。
つまるところ、筋肉はちじむかの伸びるかのどちらか。
筋肉は「縮むか伸びるか」、「緊張か弛緩か」のどちらかです。
収縮の命令を受けてちじみ、弛緩の命令をうけて緩むのです。しかし、何らかの原因により命令の伝達ミス、もしくはその命令を受け取った筋細胞のミスにより、命令と行動が逆になりエラーが起きて「つって」しまうのです。
そして筋肉の収縮拡張には神経の働きもさることながら、カリウム、ナトリウムなどのミネラルが必要となります。
そのため、有痛性筋痙攣が頻繁に起きる場合は、神経系や代謝に関わる内臓の病気が隠れている可能性があります。気になる方は主治医の先生に相談してみてください。
