痛風のメカニズム。全てのアルコールは尿酸に通じる。

通常、プリン体は肝臓で代謝されて尿酸になり尿や便と一緒に排出されます。

正常な尿酸値は7.0mg /dl(ミリグラムパーデシリットル)以下で、これを超えると尿酸は血液に溶けきれなくなり排泄が間に合わず体内に溜まり結晶化しやすくなるのです。

足の関節に溜まった結晶の一部が剥がれ落ちると白血球がそれを攻撃して激痛となり、これを「痛風」といいます。

そして、尿酸が高すぎると腎臓にも溜まりやすくなり腎障害や腎不全のリスクも上がり命の危険にも繋がるのです。

特に夏場は汗をかくので血液が濃縮されやすいためより注意が必要です。ビールだけでなく全てのアルコールは基本的に代謝されると尿酸が出ます。

そしてアルコールは利尿作用があり、飲むほどに脱水を招きます。なので本来、夏こそアルコールは避けるべきなのです。