(短)健康知識⑳口腔内、口内炎

口腔内

口腔内には、連鎖球菌、黄色ブドウ球菌、カンジダ菌など700種類の常在菌が存在しています。唾液にはそれらから口や舌を守る働きがあります。そのため唾液が少なくると口内の防御壁が弱くなり、感染症に罹りやすくもなります。

唾液の分泌は自律神経が支配しています。人によって、休みの日は大丈夫でも仕事の日や緊張すると口が乾きやすくなるのはそのためです。頻繁に口が渇くと、体調不良や感染症にもつながるので注意が必要です。

唾液の分泌は主に反射により起こります。

味覚反射、咀嚼反射、粘膜反射の三つがあります。

味覚反射はどんな味でも、味を感じる事で唾液が分泌されます。特にレモンなどの酸味は効果的面です。

咀嚼反射はその名の通り、食べ物を噛む事で唾液が分泌されます。

粘膜反射は、歯磨き、頬のマッサージなどの刺激により唾液が分泌されます。

これら三つを同時に満たすにはガムやグミがお勧めです。

口内炎

口内炎は口の中のどこにできても口内炎です。歯茎なら歯肉炎、舌なら舌炎、唇なら口唇炎、口角なら口角炎ですが、これらはすべて口のどこかの炎症をさすので、広義では口内炎です。

一般的によくできるのはアフタ性口内炎です。楕円形で白い色をしています。皮膚の上皮細胞が炎症を起こして中の組織が露出したじょうたいとなるので、少し凹んで見えるのです。一番ポピュラーな口内炎であるけども、実は原因がよくわかっていません。ストレスや刺激物の摂取が関与しているのではと考えられています。

ウイルスに感染するとウイルス性口内炎となります。その場合は小さな水疱がたくさんできます。ヘルペスウイルスなどが多いです。アフタ性口内炎がたくさんできた場合はウイルス性口内炎の可能性があります。水疱をもつ口内炎が多発した際はなんらかのウイルスに罹患している可能性が高いので、すぐに病院を受診して、身体が弱い方との接触に留意して下さい。

痛みを伴う、白っぽい苔のような口内炎をカンジダ性口内炎といいます。口腔内の常在菌であるカンジダ菌が過剰に増殖して発症します。

誤って口内を噛んでしまって発症する口内炎を潰瘍性口内炎といいます。これは、噛む他にも火傷などの物理的な刺激で上皮が剥がれて発症します。年を取ると咀嚼の筋肉が弱ってバランスが崩れる事で口の中を噛みやすくなるので気をつけねばなりません。

舌に白い病変ができた際は舌癌の可能性がある場合もあります。痛みがないけど何日も治らない舌炎や口内炎は注意が必要です。

近年、運動不足で身体が弱る事をフレイルといいますが、口腔内の衰えも同様にオーラルフレイルといいます。

以下のものがあるとオーラルフレイルの兆候です。

・以前より硬いものが噛みにくくなった

・嚥下が難しくなった

・口内が乾燥する

・舌がもつれる

・食べこぼしが増えた

・むせやすくなった

嚥下など口内の老化は誤嚥性肺炎を招きます。誤嚥性肺炎は死に繋がる可能性もあります。

オーラルフレイルを防止するには、腹式呼吸、舌や口を動かす体操をしたり、歌を歌うようにするといいでしょう。

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