「ふらふらする」という浮動性のめまいは緊張型頭痛によるものが多い。要は血の巡りが悪くなっているという事だ。浮動性めまいが続く場合は注意が必要だ。特に高齢者は、脳のあちこちに小さな梗塞があって慢性的な脳循環障害が起きている可能性がある。
さらにストレートネック、高枕の場合はより注意が必要。これは、頸椎の中を通っている椎骨動脈に負荷がかかり血流が悪くなり痛みやすくなる事で椎骨動脈が脳に入って脳底動脈を形成し脳を栄養する際に循環不全を起こす可能性が高まるのだ。
脳幹部の前庭神経核や小脳系統(共に平衡感覚に関わる所)が障害されてめまいが起きる。
高齢者はそうでなくても加齢により頸椎の変性が起きやすく椎骨動脈に影響が加わりやすい。そのため、高齢の方で浮動性めまいが長期的に続ている場合は脳神経外科、もしくは主治医に相談した方が良い。