背中の強い痛み。安静時痛。

背中が痛い…。何もしなくても強く痛む。

このような症状の場合は少し注意が必要です。頚椎症の症状が強く出ている、石灰沈着、肺の何らかの疾患、骨折などがある場合は当院で施術できかねる場合もあります。なので、なにもしなくても強く痛いという安静時痛がある場合は取り合えず病院に行って医師の診察を受けて下さい。

今回の患者様は背中の強い痛みがあるという事で病院に行かれ、首の関節が狭くなっているが背中は特に異常なしとのことで薬の飲み合わせの関係で弱い痛み止めとバストバンドをもらって終了。その後も全く痛みが改善しないという事で当院へいらして頂きました。

安静時痛がある程の強い痛みがある中で、弱い痛み止めとバストバンド程度で症状が改善するわけがありません。でも、病院を受診したことでとりあえず痛む局所に骨折や石灰沈着、あと気胸などその他もろもろ重篤な所見がない事が画像診断で分かりました。

さて、薬の飲み合わせの問題があるとしても整形外科医でもどうにもできなかった強い安静時痛を鍼灸師である僕が薬も使わずにどのようにアプローチするのかという事ですが、この場合は無血刺絡しかないでしょう。

その理由としてはまず、施術による副作用や筋組織を痛めるリスクがない。次に、過去のブログでも書きましたが無血刺絡で骨折による強い痛みや、ぎっくり腰の激痛など強い痛みが緩和した症例が多数ある。最後に、安全で効果が期待できるという頼れる手技がこれしか思いつかなかったからです。

結果は、刺激した直後からしばらくは凄く楽でほぼ痛みを感じないけれど、時間経過とともに痛みが戻ってくるとのことでした…。

その後、患部と繋がりのある箇所を緩めたりして一度施術は終了とし様子を見る事にしました。

翌日の来院を勧めましたが、どうしても都合が悪いとの事で、1週間後にご来医院されました。その時に患者様が仰っていたのは、施術してもらった日の夜はやはり痛みが戻ってきたが、一晩寝て次の日になると驚く程症状が楽になっていたとの事。そこから暫くは症状がなかったが、マックスの痛みを10とするなら2~3ほどの痛みが戻ってきたと仰っていました。

一回の施術で症状が緩和したのは本当に良かったと思いますが、このような症状の場合はある程度継続しての施術が必要になると思います。

なぜならば、頸椎の間が狭くなっているとの画像診断の結果があると先に書きましたが、頚椎症の可能性もあります。神経症状が出ているようならば慎重に、尚且つ定期的なケアが重要になります。

ぎっくり背中のような筋肉、筋膜の症状であったとしても2~3回くらいの施術は必要です。

神楽坂 東五軒町鍼灸整骨院より。

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