アトピーの症例。主訴は痒み。
今回は、様々な療法を今まで試され当院での刺絡と無血刺絡が一番良かったという方です。
色々お話を伺うと食事や季節、ストレスなどが症状発現のとりがーではないく関係ない。痒みの症状は不定期に出るという状態です。
あと、掻破行為により頚や肘のあたりの皮膚が硬くなったり乾燥するというのも主訴の一つでした。
初回のみ瘀血を出す刺絡療法も行う。
一番最初は無血刺絡の他に背部兪穴から瘀血を出す刺絡療法も行いました。
その後、かゆみが楽だったとのお声を頂きました。二回目は、瘀血は出さず無血刺絡のみでしたが、かゆみが楽との事。
このことから、無血刺絡のみでも効果はあったと考えられます。
三回目も同様の刺激のみでしたが同じように施術後は痒みが楽になっていました。
施術部位。
刺激を加える箇所は、全脊柱と頭とお顔です。
無血刺絡の利点は、頭と顔に効果的な刺激を簡単に加える事が出来るというところです。
頭と顔はデリケートな部位で、三叉神経という脳神経に支配されています。つまり、お顔の急所に刺激をすることで直接、脳に刺激を伝達する事が出来るのです。
そしてその刺激が、大脳に行き届けばホルモンバランスを整え、間脳に行き届けば自律神経の最高中枢である視床下部にアプローチし、自律神経のバランスが調整されます。
痒みを押える秩序。
アトピーによる痒みは、皮膚のバリア機能が弱る事で些細な刺激に過剰反応反応してしまう事で起こるのです。
さらに、繰り返しの掻破行為により末梢の感覚神経の枝が伸びてより強く痒みを感じるようになってしまうのです。
これを押えるには、痒みをマスキングするのが一つでの考えです。
「痒い」を「チクチク」の不快感で上書きするのです。
掻破と違って、無血刺絡の痛圧刺激ならば皮膚は傷つきません。
痛圧刺激が自律神経に作用することで、血管の収縮拡張を調整することができます。
血流が悪いと、痒みや重だるさに関与する物質が停滞します。
それを流すのです。
辛い痒みでお悩みの方は神楽坂 東五軒町鍼灸整骨院へ。
痒みに関しては、他にもいろいろな考え方があります。
心理面、執着、親子関係、脳、などが関与している事もあれば、ギプス固定やセルフモニタリングで改善した方もいます。
辛い痒みやアトピーでお困りの方はいつでもお待ちしております。