無血刺絡で効果が出た症例集。40代女性 アトピー性皮膚炎による痒み。 


アトピーの症例で、かゆみが主訴です。
今回は、様々な療法を今まで試めされ刺絡が一番良かったという方です。
その方に対して無血刺絡を行います。
 
色々お話を伺うと食事や季節、ストレスなどは特に関係ないようでかゆみが不定期に出るという状態です。あと、頚や肘のあたりの皮膚が硬くなったり乾燥するというのも主訴の一つでした。
 
一番最初は患者様の強い希望もあり、無血刺絡の他に背部兪穴からの刺絡も行いました。
かゆみが楽だったとのお声を二回目の施術の際に頂き、それ以降は無血刺絡の刺激のみ行っています。
三回目でも、かゆみが楽とおっしゃっていましたので無血刺絡のみでも効果はあったと考えられます。
 
刺激を加える箇所は、全脊柱と頭とお顔です。
無血刺絡の大きな利点は、お顔と頭に簡単に効果的な刺激を加える事が出来るというところです。
 
お顔は、三叉神経という脳神経に支配されています。つまり、お顔の急所に刺激をすることにより、ダイレクトで脳に情報を伝達する事が出来るのです。そしてその刺激が、大脳に行き届けばホルモンバランスを整え、間脳に行き届けば自律神経の最高中枢である視床下部にアプローチし、自律神経のバランスが調整されます。
お顔の鍼っていうのもあることはありますね。美容鍼といってよく芸能人が受けてます。でもあれは内出血のリスクがあります。それに、肌の代謝を促すとか老廃物を流す、アンチエイジングであれば別にチクチク刺激でフレアー反応を起こさせればいいのではないかとも思ってしまいます。
まあ、美容鍼は鍼をお顔に刺してその微細な傷が内部で修復される際にコラーゲンが合成されお肌がもちもちになるとかならないとかの理屈があります。あと、顔面の筋肉(表情筋)の深部に鍼で響きを与え硬くなった筋肉を和らげラインを作っていくという手法もあります。なのである程度深い所にわざと鍼刺激で傷をつけるという意味ではちょっと目的が違いますね。
あとはお灸もありますけど、やけどのリスクがあったりもぐさの成分が燃焼することで皮膚に少し黄色い色が付いたりします。灸点紙という特殊な紙を使えばいずれのリスクも回避はできますがそこまでして「アツっ」という痛圧刺激を加えるのは手間がかかるし時間もかかるしお灸の匂いもするので受け手側は負担が掛かります。
なので、傷をつけずなんのリスクもなく顔面に分布する脳神経にアプローチして、脳幹や大脳に働きかけるという方法は無血刺絡が一番効果的かつ安全で簡便だと言えます。
 
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神楽坂 東五軒町鍼灸整骨院より。