神楽坂/鍼・整骨・刺絡(症例)もも上げと股関節痛。

今回は、ももあげの際に股関節が痛む症例です。

施術

もも上げに関する部位は、大腿前面、股関節、臀部、腸腰筋部などが考えられます。
これらをほぐしたり急所を押えても、もも上げ動作は楽になりませんでした。

次に考えたのはデルマトームの神経支配領域上の急所です。

違う要因が浮かび上がる

デルマトームの支配領域で身体をみると、別の関連部位が浮かび上がってきます。

股関節を支配する神経は、腰から出て、臀部、股関節、大腿内外側にかけて数本ラインが続いています。
その中で、細かく見ていくと痛みが出る箇所はL4領域の股関節、臀部の部分でしたので、そのライン上の急所と膝近くの急所に注目しました。

股関節が痛くても膝で緩和する事もある

上記の部位を押えた状態で、もも上げをしてもらったところ痛みがないと仰っていました。
その後、その部位と繋がりのある周辺の筋肉を緩め、十分に急所に響かせた後に手を放しもう一度もも上げをお願いすると、痛みがないと仰っていました。
痛む箇所から離れた末梢に痛みの原因、すなわち「トリガーポイント」がある場合もあります。

それは、神経、血管、経絡、筋膜、筋肉などの流れと繋がりに準じているのです。

急性、慢性痛に鍼や刺絡は効果的です。

お辛い方は神楽坂東五軒町鍼灸整骨院へお越し下さい。