特に危険な添加物②

皆さん、こんにちは。今日は前回に続き、特に危険な添加物について見ていきたいと思います。

 

今回はまず、急性毒性が強く、臓器などに障害をもたらす可能性のある添加物です。物質名ごとに上げていきます。

<防カビ剤>

・イマザリル

・ジフェニル

イマザリルは、アメリカから輸入されるのグレープフルーツ、オレンジ、レモンなど柑橘系の果物やバナナに使われる防カビ剤です。前回、危険な添加物として紹介したOPPやTBZと同じく日本では食品添加物として扱われています。日本で農薬としての使用はその危険性から禁止されています。

ジフェニルもアメリカから輸入される、オレンジやレモンなどの柑橘類に使用されています。柑橘類以外での使用は認められていません。

 

<漂白剤>

・亜硫酸ナトリウム

・次亜硫酸ナトリウム

・ピロ亜硫酸ナトリウム

・ピロ亜硫酸カリウム

・二酸化硫黄

食品に「漂白剤!?」と驚いた方も多いのではないでしょうか。この漂白剤が使用されている食品の代表は「ドライフルーツ」です。その他、甘納豆、エビ、干瓢、蓮根、栗、あんぽ柿など様々の食品に使われています。漂白剤が用いられる主な目的は食品の見た目を良くすること。食品がもつ色素細胞を一旦破壊して脱色し、また綺麗な色をいれるのです。胃の弱い方は食べてすぐに胃痛が起こる場合があるので注意しましょう。

 

 

<保存料>

・安息香酸

・安息香酸ナトリウム

・パラベン(パラオキシ安息香酸エステル類)

この保存料として使われる安息香酸類はビタミンCと反応するとベンゼンという発がん性をもつ猛毒の物質に変化します。この物質が骨髄の細胞の働きに悪影響を与え白血病のリスクを高めてしまうことがあるのです。この安息香酸類の保存料は清涼飲料水をはじめ、醤油やマーガリンなど多岐にわたって使用されています。

 

 

次に、催奇形性またはその疑いがあるものを物質名ごとに上げていきます。

<防カビ剤>

・TBZ(チアベンダゾール)

この防カビ剤は、「OPP」や「イマザリル」と同様、輸入される柑橘系のフルーツに使用される防カビ剤です。

 

<酸化防止剤>

・EDTA-Na(エチレンジアミン四酢酸ナトリウム)

この酸化防止剤が使われている代表的な食品としては、マヨネーズ、缶詰などがあります。 この酸化防止剤は、毒性が強く、カルシウム不足症を起こし、血圧降下、胃腸障害を起こすことがありますので注意しましょう。また、胎児毒性や、催奇形性の疑いがあることも心配です。

 

 

 

皆さん、いかがでしたか。今回は「特に危険な添加物」について考えていきました。原材料名を確認すると、今まで知らない間に沢山の食品添加物を摂取してきたことに気づきます。この気づきが重要です。完全に排除することは難しいですが、2つの食品で迷った時などは、あえて危険な添加物が入っている食品を選ぶ必要はないわけで・・・。

そしてまた、小さいお子さんや妊婦さん、授乳中のお母様方など、食べ物に注意が必要な場合にはこのような知識は必ず必要です。

何度もお伝えしますが、「食」は皆様の「体」を作る基礎です。

 

このコラムが、この記事を読んでくださる皆様の食品を選ぶための参考になれば幸いです。

 

 

 

 

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