東洋医学シリーズ/こんな時に使うツボ!~歯痛編~

こんにちは。今回のツボシリーズは歯の痛みです。

『歯が痛い』という時に使えるツボのご紹介です。

では、早速、原因別にみていきましょう!

①熱がこもりやすい体質。

もともと熱がこもりやすい体質の人が風火の邪気にさらされると歯の痛みが起きます。

特徴/歯肉が赤く腫れる・冷やすと楽になり温めると悪化する・発熱がある・喉が渇く

ツボ/頬車、下関、合谷、外関、風池

②胃の熱による。

辛い物や油っぽい物の食べ過ぎで胃に熱を持ち、その熱が炎上して歯に影響が及び痛みを起こす場合です。

特徴/痛みが強い・歯肉や頬が赤く腫れる・歯槽膿漏がみられる・口臭がある・喉が渇く・頭痛がある

ツボ/頬車、下関、合谷、内庭

③腎の不調。

歯は五臓の腎と関係があり、その腎の陰分が損傷を受け歯の栄養が失われ痛みが起こる場合です。

特徴/シクシクいたむ・痛みはあったりなかったりする・歯がぐらぐらする・痛みは夜に悪化する・足腰のだるさがある・午後に微熱がある

ツボ/頬車、下関、合谷、太谿、行間

④虫歯。

う歯(虫歯)による歯の痛みの場合。

症状は虫歯の進行の程度による。 → 虫歯の治療が必要である。

 

いかがでしたでしょうか。

その他にツボの選び方については痛い歯の場所によっても違ってきます。

特に、上の歯が痛いのか下の歯が痛いのかによって違いがあります。

痛む歯の位置により使う経絡が違う。

上の歯が痛い場合は『足の陽明胃経』という経絡上のツボを使います。

下の歯が痛い場合は『手の陽明大腸経』という経絡上のツボをそれぞれ反応を見ながら選んで使っていきます。

また、歯の痛みは全てに共通して、頬車、下関、合谷というツボが有効である事がわかりましたよね。

中でも合谷は有名なツボで、ツボの場所も手で押しやすい部分ですのです。

緊急の際は試してみてはいかがでしょうか。