東洋医学シリーズ/こんな時に使うツボ!~腹痛編~

こんにちは。前回に引き続き、こんな時はどこのツボが効くのー?

というお悩みにお答えしていきたいと思います。

今回は腹痛編です。

残暑がまだまだ厳しい今日この頃です。

冷たい物の食べ過ぎでお腹が痛くなってしまった~という経験はないでしょうか。

前回の月経痛同様、同じ腹痛でも原因や体質によって効果の出るツボが違ってきます。

今回も原因別に合わせてみていきたいと思います。

腹痛の原因①寒さ、冷たいもの。

 寒い場所に長時間いたり、なま物や冷たいものを食べぎて体が冷え、お腹を壊してしまったような腹痛の場合です。

特徴/四肢が冷たい・お腹がゴロゴロなる・急にキリキリお腹が痛くなる・温めると痛みが緩和する

ツボ/中脘、足三里、公孫、神闕

➁冷え性。

 普段から冷え性で、お腹が弱い方の場合。

特徴/お腹の鈍い痛み・温めたり手で按じると楽になる・疲れると痛みが悪化する

ツボ/中脘、足三里、脾兪、胃兪、気海、章門

③暴飲暴食。

 暴飲暴食したり、味の濃い物や辛い物を食べすぎた場合です。

特徴/げっぷ、呑酸、嘔吐、下痢、胃の張り

ツボ/中脘、足三里、天枢、気海、裏内庭

腹痛と足三里。

今回の腹痛には共通して中脘、足三里というツボが有効であることが分かりました。

中脘や足三里は胃やお腹の調子を整えるのに効果があります。

施術方法によっても効果は全く異なりますし、鍼だけでなく灸を用いることで効果が上がるツボもあります。

腹痛と神闕。

例えば、①の腹痛の場合に使う『神闕』というツボ。

この場合『生姜灸』といって生姜の上でもぐさを燃やすという方法を用います。

当院でも、生姜灸をはじめ色々なタイプの鍼やお灸を用いて、皆様の症状に一番合った施術を提案いたします。

是非当院にいらして一度施術をお受け下さい。