こんにちは。今回の東洋医学シリーズは月経時に使う「ツボ」についてです。
こんな時、どこのツボが効くのー?というお悩みにお答えします。
筆者も20代に入った頃より、かなり重い月経痛で悩まされて来ました。
筆者の場合、西洋医学的な診断名は「子宮内膜症」です。
子宮内膜という子宮内にしか存在しないはずの膜が、何らかの原因で子宮以外の場所に出来てしまうという疾患です。
特に月経初日からの3日間が地獄のような痛みに悩まされます。
ですが、次にお話する「ツボ」に鍼や灸を行うことによって痛みは大分緩和しております。
しかし、その方の体質や原因によって使う「ツボ」も違ってきます。
それでは、いくつかの原因別に月経痛時に使うツボについてみていきたいと思います。
月経の原因①冷え。
冷えが原因で起こる月経痛です。
特徴/月経血の量が少ない・温めると症状が緩和する
ツボ/「中極」「水道」
ストレス。
ストレスなどにより気の流れが停滞してしまうことによって起きる月経痛です。
特徴/胸や腹部が張る・月経の血の中に塊が混じる・月経不順である
ツボ/「気海」「三陰交」
虚弱体質。
もともと虚弱体質であったり、房事過多によるエネルギー不足で起きる月経痛です。
特徴/月経中から月経後にかけて下腹部の鈍い痛みがある・手で按じると症状が緩和する
ツボ/「関元」「照海」
いかがでしたでしょうか。
これを見て頂いてわかるように、同じ月経痛によっても原因によって使うツボが全く違います。
ですから、その方の症状の原因を的確判断し、使うツボを選定する必要があるのです。
自分はどのようなタイプの月経痛なのか気になる方、東洋医学に興味がわいた方、病院に行くほどでもないけど不調を抱えているという方、是非当院にきて一度施術を受けてみてください。
皆様のお越しをお待ちしております。