体液の塩分濃度は0.9%です。
なのでそれ以外の塩分濃度の液体が目や鼻に入ると痛みます。
これは、目や鼻の粘膜にある神経細胞が体液より薄い塩分濃度の水が入ると細胞内外で同じ塩分濃度にしようとして膨らむためです。
その時に細胞膜にあるTRPA1というセンサーが細胞の膨らみを感知し、「痛い」という情報を脳に送ることで痛みを感じているのです。
鼻うがい製品のCMで、タレントさんが眉を1つ動かさず、片方の鼻から水溶液を入れても片方から出すというシーンがあります。
あの水溶液は体液とほぼ同等の塩分濃度になっているはずです。だから痛くないのです。