洗顔
お顔のシミが気になる方はスクラブ入りの洗顔フォームの使用に注意してください。ガシガシ顔を洗うことでシミや肝斑を助長する恐れがあるからです。洗顔料も必ず手のひらで泡立ててから、なるべく指が顔に当たらないよう、泡だけ当たるように洗顔するのが望ましいのです。その他、水圧が強いシャワー、熱いシャワーも刺激が強いので控えた方が良いでしょう。
紫外線
紫外線を浴びると肌の細胞を守るためにメラノサイトがメラニンを作ります。この状態を「日焼け」といいます。さらに長い間紫外線を浴び続けると、メラノサイトが異常に増えてメラニンを大量に作るのです。メラニンが多いと他の部位と比べて茶色く見えるようになります。これが「シミ」です。紫外線を大量に浴びたり女性ホルモンが乱れると炎症を起こすプラスミンが生じます。プラスミンがメラノサイトを刺激すると、チロシナーゼが活性化して大量にメラニンが作られて肝斑になります。トラネキサム酸はプラスミンの発生を抑える効果がありますが、体内で合成することができないため病院で薬をもらって内服する必要があります。あと、ビタミンCはチロシナーゼの発生を抑えるので果物やサプリメントなので補うのがおすすめです。
SPF
SPFとはSun Protection Factorの略です。紫外線にはα波とβ波があります。β波は日焼けを起こし、α波はシワをつくります。SPFはβ波を防ぐ効果を示す数値です。普段使いの日焼け止めなら15〜25位が適切です。SPFが強いと紫外線吸収剤の副作用でかぶれ起こすことがあるので注意が必要です。かぶれる人はノンケミカルタイプのものを使用すると良いでしょう。日焼け止めの適量はクリームタイプならばパール2つ分、液体タイプは1円玉2枚分。十分な量を塗らないと表示通りの効果は得られません。塗って30分から1時間経つと馴染みます。長時間屋外にいる場合は、2〜3時間経ったら塗り直す必要があります。