ナルコレプシー
昼間突然強烈に眠くなるナルコレプシーの治療として、睡眠発作には中枢神経刺激薬、情動脱力発作(強い感情刺激が加わると突然力が抜ける症状)には抗鬱薬が使われます。ナルコレプシー克服にはお薬と同時に生活習慣の改善が必須となります。十分な夜間睡眠時間を確保することのほかに、短時間のお昼寝を意図的にすることも大切です。
なぜ目が回らないのか?
目が回ると三半規管内の有毛細胞が揺れて脳に回転の信号を伝え、脳から回転の動きに対応するように指令が出ます。それにより目が小刻みに揺れる顔心が起こるのです。なぜフィギュアの選手はスピンの際に目が回らないのか?それは、練習を繰り返すことで神経の興奮を抑えるギャバが脳内に分泌され回転の信号をブロックするため目が回らないのです。
お酒を飲むと赤くなる人
毎日2合程度飲酒する場合、飲まない人と比べてお酒に強い人は6.5倍、お酒を飲んで赤くなる人はなんと65.3倍も食道癌になるリスクが上がるのです。アルコールなど突然強い刺激物が入ると食道と同時に胃も傷付きやすいです。強刺激を受け入れるには準備が必要で、どうしてもお酒を飲みたいならば弱い刺激の飲食物から徐々に摂取していき、最終的にアルコールを入れるのであればまだいいかもしれません。先に述べたお酒を飲むと赤くなる方は飲まないに越した事はありません。現在においては無理してお酒を飲む必要は無い機運が高まっています。「ソバーキュリアス」といって、飲めるけどあえてお酒を飲まない生き方もあるのです。
肝臓
肝臓には痛みを感じる神経がありません。なので肝臓が病むと症状が進行しやすいのでそれこそが「沈黙の臓器」と呼ばれる所以なのです。しかしいくつか肝臓が病んでいるときの兆候もあります。便が白っぽい、尿が黄褐色、爪が白くなる、出血傾向、掌が赤い、白目が黄色い、背中や肩に斑点、右脇腹からみぞおちが腫れている、指が震える、ぼーっとする、乳頭が大きくなったりしこりがあるなど。もしこれらのうち2つ以上当てはまるなら病院を受診してください。
肝臓と血液検査
血液検査でよく聞くAST、ALTとは幹細胞の中に含まれる消化酵素のことです。ガンマGTPは胆管で作られる消化酵素です。これらが高いと幹細胞が破壊されて肝臓に問題があることを示します。ASTよりALTが高いと急性肝炎、肝硬変、肝癌の可能性があります。ガンマGTPは飲酒、向精神薬の副作用などで上昇します。