血管に影響を与えるトランス脂肪酸は避けるべし。

トランス脂肪酸は、植物や動物から精製した油の臭い抜きなどの目的で高温処理した際などに発生します。

トランス脂肪酸は主にマーガリンやショートニング、菓子類、揚げ物などに含まれており、冠動脈疾患、動脈硬化、糖尿病などのリスクファクターとなります。

食環境の影響などにより、血清トランス脂肪酸濃度は若い人の方が年配者よりも高い傾向にあります。若くてもトランス脂肪酸は先に述べたあらゆる病の危険因子です。

ファーストフードや質の悪い油は摂らない方が賢明です。

一般的に、オリーブオイルなどのオメガ9脂肪酸、えごま油や亜麻仁油、魚介類から摂れる油などのオメガ3脂肪酸が身体に良いとされます。

しかし、それらも古くなって酸化すると過酸化脂質となって細胞の機能異常に繋がる恐れがあります。家で調理する際は新しい油を使う事もまた肝要です。