何らかの症状でお困りの方はご相談下さい。

頭痛、めまい、慢性症状、何らかの不定愁訴。

頭痛。
頭痛はどこがどのように痛むかによって、どの神経、血管由来なのか異なります。
ドクドク脈打つように側頭部が痛い場合は、側頭動脈が拡張して三叉神経を圧迫していますので、血管を収縮の方向へ持っていくとともに三叉神経の鎮静化を図るという施術方針となります。頭の後ろの方が重だるいように痛む場合は、冷えや首肩凝りなどからくる筋緊張型頭痛の可能性が高いです。暖めやマッサージ鍼などで血管拡張の方向へ持っていきます。目の奥がキリで刺されるようにとても痛い頭痛を群発性頭痛といい、これの場合は片頭痛(血管拡張型頭痛)の施術に準じます。頭の後ろがなんとなくピリピリと痛むような場合は後頭神経痛の可能性があります。頚の骨の付け根付近に対するアプローチが重要になります。頭痛に関して様々な臨床経験がありますので是非ご相談下さい。

めまい、唾液が出ない、尿の回数が多い、眠れない、ストレスが強い、疲れ果てている、全身がだるい、内臓の調子が悪いなど。

何らかの体の不調があって、病院では異常なしと言われ、老化だからとか、更年期だからとか、ストレスだからと言われて言えば言うほど薬の量だけが増えていき、それでも症状が全く変わらないという方は是非ご相談下さい。徹底的にお話を伺い、筋肉、筋膜、神経、血管、自律神経、経絡など様々な側面からお身体にアプローチしていきます。

一部ですが、当院ホームページのブログの欄に効果が出た症例集を載せてありまのでよろしければ参考にして下さい。

肩、首こり。

肩、首の凝りは、背中、肩、首、腕などの筋肉が同じ姿勢を取ったりして長期的に負担が掛り、血の巡りが悪くなって起きています。
あと、スマートフォンやパソコンなどをたくさん見る、目を動かす眼球運動を多く行っても首の奥にある後頭下筋群にストレスがかかって首、肩こりの原因になっているとも考えられています。
施術方針としては、血流促進です。硬い筋肉や、症状のある部位との繋がっている筋肉などをマッサージなどで緩めていきます。マッサージでは届かないような箇所には鍼を使う場合もあります。鍼が苦手な場合は、深部の筋肉に働きかける「俺式然等尺性収縮」という調整法を行っていきます。

肩こり、首こりなど「凝り」の原因は筋肉を包む「筋膜」や、脂肪層と皮下組織などの間に存在する「ファシア」という結合組織の動きが悪くなってシワがよるためだという考えがあります。この筋膜やファシアのシワや滑走障害は、鍼で筋肉の深部にある特殊な受容器に刺激を加える事で伸びる事がエコーで確認できています。その他に、ハイドロリリース、筋膜リリースと言って、引っ張って揺らすだけでもファシアの動きをよくして硬さを取ることが出来るとNHKはじめ様々なメディアで紹介されています。

筋肉へのマッサージ、深部の筋肉への等尺性収縮、筋膜及び深部の筋肉への鍼など様々な刺激を組み合わせて症状改善を図ります。

首の寝違え。急性頚部捻挫。

とくに何をしたわけではないのに朝起きたら頚が痛くなっていたという症状を「寝違え」と言います。正式名称「頚部捻挫」といって亜急性の頚の損傷です。

寝違えは、頸椎の関節部に関節の支持組織が挟み込まれるとか、変な体勢で寝ていたせいで首の筋及び筋膜を痛めたなどいくつか原因がありますが、多くは日常の負担が積もり積もっておこる亜急性の症状です。亜急性とは、ぶつけた、捻ったなどの急に怪我をしたという事ではなく、少しづつの外力が溜りに溜って体の組織を痛めてしまうという概念です。

寝違えたという患者様のほとんどは、デスクワークで頚肩に日々負担が掛かりやすい状態の方や、ここ数週間の間で肩、背中、首、腕などの筋肉に強い負担が掛かったという方が圧倒的に多いです。

どうゆうことかと言うと、繰り返しの僅かな負担の積み重なりで筋肉に負担が掛かって血の巡りが悪くなり血管内壁から内因性発痛物質が出てきて停滞していたり、ガチガチに硬くなって柔軟性が失われた状態の筋膜に微小な損傷が起きて寝違えが発症しやすくなるという事です。小中学生の寝違えと違って、成人になってから起きる寝違えのほとんどはこのケースだと思います。

施術方針としては、痛んだ箇所の筋膜や筋肉をピンポイントでつまんで傷口をふさぐようなイメージで緩めてあげるという僕独自の手技を行っていきます。名付けて「ひっぱりんこちゃん療法」と言いますがこの手技は、簡単に説明すると痛んだ部分の筋肉、筋膜が引き伸ばされて傷口が広がることによって痛みが出ているのであれば、傷口を指でつまんで広がらないように押さえてあげれば動かした際の痛みが楽になるという理論の技術です。このひっぱりんこちゃん療法で浅い部分の組織損傷であれば結構大幅に痛みが楽になるケースが多いです。つまんで引っ張るという、このひっぱりんこちゃん療法は筋膜リリースのエッセンスを存分に含んでいますので筋膜及びファシアを緩める効果も期待できます。

このひっぱりんこちゃん療法があまり効果が出ない時、すなわち痛む原因が局所にない場合はその部位と関連している離れた部位に対して施術していく必要があります。
頭を左右に回旋、側屈する際に痛む時は頚の根元、腕の付け根、耳の下、顎回りや側頭部、目のあたりの急所など、前後屈の際に痛む時は後頚部の筋、首の横の深い筋肉、鎖骨周りなどの急所を刺激したり緩めたり響かせることで症状が緩和することが多いです。

どのように動かすとどこが痛いかによって使う急所や狙う神経、血管、筋肉、筋膜は異なります。それによって最善の方法で最適な箇所に施術をして痛みの早期回復に努めます。

ぎっくり腰、ぎっくり背中。

ふとした瞬間に腰に激痛が走り、その後非常に動くのが困難になってしまうという症状をぎっくり腰といいます。これが背中の筋肉で起こるとぎっくり背中といいます。

原因としては、強く捻っていきなり傷めてしまうケースもありますが、多くはちょっとずつのわずかな外力が積もり積もってある日突然発症するというケースの方が実は圧倒的に多いのです。お仕事や普段の過ごし方で同じ姿勢を長く取っていたり、趣味などで腰回りの同じ筋肉に負荷がかかり続けることで筋肉が硬くなって血の巡りが悪くなって内因性発痛物質が溜り、強い痛みになります。その他、離れた部位の筋肉が硬くなってその周辺にある筋肉や神経などの組織の滑走障害が生じて腰や背中の方に痛みが出る事もあります。

背中の場合は、案外腕の付け根、脇の下などが症状改善のポイントとなる事もあります。
腰の場合、痛む局所への施術の他にも下肢、お腹周りの施術が重要になる場合が多いです。

とてもとても症状が強い場合は座ったままの状態で施術致します。なるべく最初は痛む局所には触らずに関連した離れた部位に刺激を加えていきます。回旋、側屈、前後屈、立ち上がり、起き上り寝返りなど、どの動きでどこが痛むかを診ていき然るべき箇所を緩めたり、刺激を加えて響かせたりして、筋肉、神経、血管などにアプロ―チしていきます。

血流が悪い事で内因性発痛物質が出てるタイプの痛みであれば、わりと早期に症状改善が見込めます。それと同時に、このタイプの痛みの場合は市販の湿布、痛み止めなどのいわゆるNSAIDsと言われるお薬はあまり効き目がない事が多いです。なぜならば、血管を開かせて痛みの物質を散らさなければいけない時に、NSAIDsは血管収縮の作用があるからです。でも炎症を鎮め、痛みを和らげる効果はありますので、ぶつけたり強く捻って炎症がある部位に対してはとても効果的です。

手、肘、肩の痛み。腱鞘炎、テニス肘、50肩など。

指の痛みついて。
指を曲げたり、力を入れたりすると痛むという場合のほとんどは、使い過ぎによって起こります。使い続けて、「痛い」という痛みの情報があるにも関わらず、無視して使い続ける事でリカバリーが追い付かなくなって慢性的な症状になってしまうのです。
背中、腰、腕、太ももなどの大きな筋肉と違って指の筋腱や関節はとても繊細で治りにくい部位なのです。症状改善には局所を「休ませる」「守る」「ケアする」という事が絶対に必要です。
お仕事でなかなか休めない場合も多いかと思いますが、なるべく休ませた方がいいです。生活に支障が強くでるくらい症状が悪化する可能性もあります。どうしても休めない場合はテーピングやサポーターで患部を保護し、定期的なケアをしなくてはいけません。

肘、肩の痛み、50肩について。
肘や肩も何らかのオーバーユーズで痛む場合は上記と同じように「守る」「休む」「ケアする」の3か条が重要です。肘の場合は上腕や前腕、時によっては背中の筋肉の筋緊張により症状が起こるケースもあります。筋肉、筋肉を包む筋膜の繋がりなどを考え、一番症状を助長させている部位を見つけていき、緩めていきます。

50肩の場合は、まずそもそも50肩とは正式名称、肩関節周囲炎といいます。
石灰沈着、腱板損傷、神経障害、外傷などそれら全てを除いて原因がこれといって見当たらないけど明らかな強い痛みや運動制限などの症状がある状態の事をいいます。
病院では、抗炎症剤を処方されたり痛み止めとヒアルロン酸の混合液を注射されたりします。あとは、電気治療や温熱療法、医師の処方に基づいた理学療法などが行われます。が、あまり効果が出ないこともしばしばあります。なぜならば、肩が痛いからと言って肩ばかりにアプローチしているからです。50肩の場合は、どの動きでどこが痛いかを見ていきますが一つ一つの動きで関係している部位が異なることが多いです。さらに、五臓六腑が関係していることもあったりします。とても大きな声をだすお仕事の方で、肩の外転時痛が著明だったのが肺の急所で症状が劇的に緩和したケースもあります。他にも、臀部の筋や前腕部の筋を緩めたり急所に響きを与える事で肩の症状が楽になったケースもあります。肩の痛みだからと言って肩だけ見ていてもだめなのです。

膝、足首、足裏、踵、下肢の痛み、痺れ。

膝の痛み。
膝の痛みで多いのは加齢による変形性関節症や、運動による筋肉の痛みです。
骨や軟骨の変形とは、非可逆的なものなので治りません。なので曲がらないものはどうやっても完璧に曲げるようにするのは不可能でしょう。しかし、痛みであれば緩和させることは大いに期待できるでしょう。膝の曲げ伸ばしの際に痛むといった場合、膝周辺の急所やふくらはぎ、股関節、骨盤部の筋肉を緩める事で改善するケースも多いです。立ち上がりの際に痛む膝が、骨盤部を安定させることで楽になったケースもあります。

足首、足の裏、踵の痛み。
骨折脱臼を含まない外傷によるものならば、然るべき固定をして物理療法機器を掛けたり湿布を貼ったりして治癒を促していきます。程度にもよりますが1週間から3週間もすればだいたいの動きでは不自由しないくらいにはなると思います。
ただ、慢性的な痛みの場合は長くかかることが多いです。革靴で長時間立っていたり歩く方などは足底腱膜炎と言って足裏の筋が痛くなります。さらに悪化すると足底の筋腱がくっ付いている踵の骨を引っ張ってしまって踵骨棘を形成してしまう事があります。そうなってしまうと、とても痛くて日常生活にも支障をきたすようになる場合があります。足裏やふくらはぎ、骨盤部の調整などで緩和するケースもありますが、かなり症状が強くて痛い場合は整形外科を受診した方がいいです。医師を通じて然るべき靴の緩衝材などを義肢装具士さんなどにお願いすることでかなり楽になる事もあります。

下肢の痛み痺れ。
下肢の感覚神経は腰から出ています。なので、腰から臀部を通って太ももふくらはぎ足と降りてきますが、どこの部分が痛んだり痺れるかによって腰の何番目から出ている神経走行での症状かという事が特定できます。なので、その神経走行に沿ってお身体を診ていき、然るべき箇所に刺激を加える事で、下肢の痛みやしびれは緩和することが多いです。

子供の股関節痛、膝の痛み、足の痛み、他のどこかの怪我。

子供の股関節痛。
6~7歳くらいで明かな外傷がないにも関わらず、片側の股関節が痛くてレントゲンにも異常がない場合は、単純性股関節炎の可能性が高いです。基本的に1~2週間くらい安静にしていれば症状は治まってくると思われます。ゆるーーくよわーーく電気治療器を掛ける事で痛みを和らげることが出来ると思います。
少し太っている子が、明らかな外傷なしで両方の股関節が痛いという場合は、大腿骨頭すべり症が疑われます。こちらは、太ももの骨の先端部が後方に滑ってしまうというもので、手術が適用になるケースもありますので病院での支持を仰ぐ必要があります。
他にも、太ももの骨の先端部が扁平化してしまうぺルテスという疾患もあり、それとの鑑別も必要になりますので、お子さんが股関節の痛みを謳える場合は一度整形外科を受診した方がいいでしょう。

膝の痛み。
小学生高学年くらいからの年齢で、外傷がないのに膝が痛くて腫れている場合はオスグットシュラッター病の可能性が高いです。これはいわゆる成長痛です。筋肉の成長スピードが骨の成長スピードについていけなくて筋肉が骨を引っ張ってしまい、損の部位が突出して痛みが出ているのです。基本的に、太ももやふくらはぎのマッサージやストレッチ、物理療法、サポーターで解消されますが、まれに手術になるケースもあります。

その他の痛みやケガの場合。
基本的に子供(中学生まで)の怪我は保険適用で無料です。幼児や小児は湿布薬は貼れません。関節部や骨の先の部分に対しても成長軟骨版を傷つけぬように超音波などの物理療法機器が使えないなどの制限もあります。基本的には温める、冷やす、ホータイ固定などが施術の主としたものとなるでしょう。