今回の症例は小学生低学年の男の子です。
以前からクラブでサッカーをしていてなんとなく下腿下部が痛かったとの事です。
症状
歩行時、足関節の背屈時、内返し時に内踝周辺に痛みがあるという状態です。
跛行が見られるほどの強い痛みではないけれども確かに痛いという症状があります。
施術
後脛骨筋を緩める事でその場ですぐに楽になりました。
割と頻繁に練習をしているので負担が常にかかっていたのでしょう。
大腿より下腿の方が負担が大きい
その中でも割と弱い部分に症状が出る事があります。
大腿部と比べて下腿の筋肉は小さいし複雑な動きも行います。
特にサッカーは足先の動きが重要になるので余計に下腿部には負担が掛かるでしょう。
負担が掛かり続けることによって筋肉が硬くなり、血の巡りが悪くなって筋肉のスムーズな運動が損なわれたと思われます。
このように、負担が掛かり続けて血の巡りが悪くなることで起きる痛みや症状は比較的早期に症状改善が見込めます。
特に、原因部位を緩める事で施術効果が出やすいです。
それも年齢が若ければ若い程、身体のレスポンスも早いです。
小児の下肢症状は一部注意が必要な事もある
でも、小児における下腿下部や足関節付近の痛みや症状では一部注意が必要なものもあります。
有痛性外形骨、セーバー病、ぺルテスなど、一朝一夕には治らない疾患もあります。
1週間経っても症状が変わらない時は一度整形外科を受診すべきです。
鑑別と症状に応じた適切な処置が必要です。
急性慢性症状には鍼や刺絡が一部効果的な場合があります。
お辛い方は神楽坂東五軒町鍼灸整骨院へお越しください。
神楽坂/鍼・整骨・刺絡(症例)小児の下腿部痛。
