動かすと痛い症例集。立ち上がる時に腰が痛い場合に緩めるべきポイント。

今回は急に腰が痛くなり、とくに立ち上がりと座りがとても辛いという患者様です。

立ち上がり、座りで痛む場合は腰をサポートしているお腹の筋肉、お腹の横の筋肉、腰の深い筋肉が関係している可能性が高いです。なので腹部や側腹部などではなくて、腰に鍼治療を行ったり足の急所を緩めたりしてもあまり痛みが緩和しないケースが多いですね。

立ち上がったり座る時には上体が前に傾きます。この上体が前に傾く際に使う筋肉がポイントになるのです。それは内外腹斜筋です。これらは脊柱を屈曲(前に倒す)働きがあります。あと、腹斜筋の奥にある腹横筋もお腹から腰の方に大きく回っている筋肉で、腹壁を緊張させて内臓を圧迫させる働きがあります。腹横筋に長期的な負担が掛かって硬くなる事で内臓も影響を受けてその周囲の筋緊張を招く可能性も考えられます。腰痛や肩の痛みなどの症状が、内臓運動不活性化が原因で起こる場合もあります。お腹周りを緩めるという事は、内外腹斜筋を柔らかくして腰の前屈動作をスムーズにすると同時に、腹横筋をほぐして内臓にアプローチするという意味もあります。

立ち上がりと座りの際に、お腹の横の筋肉を深く押えるとそれだけで楽になる事が多いです。手を離すと戻ってしまったりしますが、押えると楽になるならあとはそこを十分に緩めて響かすと手を放しても立ち上がりと座りが大分楽になる可能性が高いです。

神楽坂 東五軒町鍼灸整骨院より。

施術を予約する。

https://ssl.epark-sekkotsuseitai.jp/x7521181/login/serviceAppoint/index?SITE_CODE=hp