無血刺絡療法で効果が出た動かすと痛い症例。50代女性 急性の両膝痛。


50代女性、介護のお仕事をされている方で、入居者さんを抱っこして持ち上げる時に両膝を痛めてしまった状態です。
症状としては、膝の屈伸が痛いというものです。
 
痛む場所が、両膝内側の内転筋部、経穴でいうところの足の太陰脾経、血海の位置です。
そこの部位に、チクチク刺激を加えました。周囲が赤くなるように、フレアー現象が起きるまで刺激を加えました。
 
そして、その直後に痛みが消失しました。
嘘のような話ですが、本当です。そもそも僕が無血刺絡はすごいと思った症例のひとつですね。
この症例を期に、本気で学び追及していくことになりました。
 
患者様ご本人も驚いておられましたが、即効性がとてもあるのです。
 
運動時の疼痛が消失したメカニズムとしては、痛む周囲にフレアー現象を起こすことにより血流が促進され、膝内側に溜った内因性発痛物質を流して散らす事が出来たためと解釈できます。
受傷後まだ間もなく、筋損傷も症状の割に軽度であったため比較的効果が出やすい状態だったと思います。
 
まあ、フレアー現象を起こした以外にもチクチクとする痛圧刺激が体に加わることにより、副交感神経反応を起こし疼痛軽減につながった可能性もあるとは思います。
 
急性の状態ですと、患部の痛圧刺激のみで症状を取り除ける確率は高いかもしれません。
こちらの患者様は、その後膝の痛みの再発はしておりません。
 
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