介護のお仕事中、入居者さんを抱っこして持ち上げる時に両膝を痛めてしまった症例です。
症状と施術
屈伸時に両膝が痛みます。
痛む場所は両膝内側の内転筋部、経穴でいうところの足の太陰脾経、血海の位置です。
そこの部位に、チクチク刺激を加えました。周囲が赤くなるように、フレアー現象が起きるまで刺激を加えました。
そして、その直後に痛みが消失しました。
嘘のような話ですが、本当です。即効性がある無血刺絡
自分自身、無血刺絡療法はすごいと思った症例のひとつです。
この症例を期に、本気で学び追及していくことになりました。
患者様ご本人も驚いておられましたが、無血刺絡は症状によって即効性があるのです。なぜ膝の運動時痛が短時間で消失したのか?
それは、痛圧刺激を用いて痛む周囲にフレアー現象を起こすことにより血流が促進され、膝内側に溜った内因性発痛物質を散らす事が出来たからと考えています。
受傷後まだ間もなく、筋損傷も症状の割に軽度であったため比較的効果が出やすい状態だったと思います。
急性の状態ですと、患部の痛圧刺激のみで症状を取り除ける確率は高いかもしれません。
こちらの患者様は、その後膝の痛みの再発はしておりません。慢性急性の動かすと痛い運動時痛、腰痛には鍼や刺絡が効果的な場合もあります。
お辛い方は神楽坂東五軒町鍼灸整骨院へ。
