神楽坂/鍼・整骨・刺絡(症例)足首捻挫。

40代女性 足首捻挫の症例です。
 

内返し捻挫

足首の捻挫は内返し捻挫が多いです。

土踏まずが内側に見えるような捻り方の事です。
内返し捻挫の痛む箇所は、腓骨と距骨を結ぶ前距腓靭帯です。
捻挫とは要は靭帯損傷のことです。
靭帯が部分的に痛んだ場合、回復まで約3週間かかります。

施術方針

靭帯損傷いわゆる捻挫の場合、治療方針はまず安静固定です。

その上で少しでも早く回復するように、周辺に電気治療器をかけたり超音波を当てます。

テーピング固定と合わせてのサポーター固定、ひどい時はギプスで固定する場合もあります。

施術

今回のケースでは、受傷したその日から無血刺絡の刺激を加えていきました。
痛む箇所とその周辺の神経の走行に沿って、それとデルマトーム領域で診たL5、S1のあたりです。
その他、内返し捻挫の場合どうしても症状のある外側の方ばかり見ていしまいがちですが、案外内側の筋肉をほぐしたり急所に響きを与えると症状が取れやすかったりします。
なので内側も刺激を加えていきました。

結果

すると、3日から1週間ほどで内出血はかなり引き、運動時痛は7割改善しました。

まだ患部に圧痛はありますが、運動時痛と皮下出血は無血刺絡により改善しやすいと思われます。

固定

さて、足の捻挫で気を付けなくてはならないのは、実は足関節の固定です。

アンクルクロスなどで足首を90度に固定するのはいいのですが、症状に応じて早めに除去しないと、筋肉が弱くなったり関節拘縮とまではいきませんが関節が硬くなります。
伸筋、屈筋ともに柔軟性が失われ、最大伸展位及び屈曲位で筋肉の引きつり感や痛みが出るようになってしまいます。
なので、痛みが少し落ち着いてきたらなるべく早期にリハビリを開始したほうが良いです。
その際の注意点は、痛い一歩手前で運動療法はやめる事です。これ以上動かしたら痛いというところで止めて、回数をたくさん行うという方法が良いと思います。

慢性急性の症状には、鍼や刺絡が効果的な場合もあります。

お辛い方は神楽坂東五軒町鍼灸整骨院へ。