無血刺絡で効果が出た動かすと痛い症例。 40代女性 とにかく腰が重だるくて辛い。


40代女性で、腰の重だるさが辛いという患者様です。
立っていても座っていても腰を動かしても、何をしても重だるい状態です。婦人科系の事も考えられますが、特に問題はないという状態です。
 
このような主訴の患者様にはどのような施術が効果的か??
マッサージ?温熱療法?電気?鍼?お灸?カイロ?オイルマッサージ?
痛いとか、痺れると違って重だるいという症状は案外明確な治療方針が立てずらかったりします。動かすと痛いとかと違って、どうすれば楽になるというのが目に見えないし、実感としても分かりずらいからです。
今回の例では、狭窄症による重だるさという事で原因が分かっていますが、いずれにしても治療方針に悩みます。一時的にマッサージをしたり、お風呂で温まったりして楽になる場合もあれば、あまり変わらない場合もあります。これは、その時だけ少し楽になったような気がする療法を、回数重ねていくしかないと思ってしまう方も多いと思いますが、ここは無血刺絡の刺激がいいと思われます。
 
そもそも「重だるい」という状態は一体、どうゆうことなのか考えてみましょう。
無血刺絡の創始者である長田先生が執筆された本には、痺れ、痛み、浮腫み、だるさは直線で結ばれていると記されています。
痛みと痺れが楽になった後に猛烈に重だるくなった、しかしその後重だるさが取れると同時に痛み痺れも解消されたという症例もあるそうです。
なので痛み、痺れの次に重だるさが起こる、「重だるさ」も痛みの部類に入るという事になると思います。
そして、重だるさの感覚を起こしているのは症状がある周囲の感覚神経だと思われます。なので、治療ポイントとしてはその周辺と、支配神経の出口です。
 
今回の患者様は、座っていても立っていても動かしても重だるい状態ですので、もう少し負担が掛かるとこの症状は痛みに変わる恐れがあります。
なので、無血刺絡の刺激も加えますが動きを詳しく診ていき、どの動きが特にだるいのかを見極め、どの急所を押えると少しでも楽になるかというポイントを探っていきます。
腰を捻ったり前後に曲げる際は、中殿筋を押えると楽になるとおっしゃっていました。
 
筋肉や神経、血管には繋がりがあります。どこかの筋肉が硬くなって血の巡りが悪くなると、連動した離れた部位に症状が出る事があります。なので、重だるさも痛みの一種と捉えしっかり施術して、最後に無血刺絡の刺激を症状がある部位に加えていきます。
 
すると、重だるさが取れたとおっしゃっていました。
無血刺絡の痛圧刺激により、血管を拡張させ循環を良くして内因性発痛物質などを散らした結果症状が改善したと考えられます。
なので、まとめると「重だるさ」も「痛み」の一種と捉える事。そして、痛圧刺激により血管拡張させ循環を良くすることにより重だるさが改善する確率はかなり高いという事です。
 
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