鍼灸柔整師「時代劇必殺」考察。飾り職の秀の脆弱性。

皆様こんにちは。

今回は必殺仕事人Ⅲの話を通じて、秀についてお話します。

秀は夢遊病の気があり、偶然フラフラと寝ながら歩いているところを悪党に見られ、悪事に利用されかけます。

寝るか寝ないかの瀬戸際、トランス状態に近い時に障子の隙間から悪い女に毎日催眠を掛けられうなされます。

毎日毎日そのせいで夢に女が出てきて、それを続けられて秀は寝不足だし気味が悪くてボロボロになります。

うまいタイミングで悪い女が、夢ではなくて実生活で接触してきます。

それで秀は女の事が好きになってしまい、なんだかんだで夢遊状態で人を殺す2歩手前くらいまで行ってしまいます…。

まあ、事なきを得てその後順之介のエレキテルで夢遊病を治してもらって克服するんですけどね(笑)

 秀は腕はいいですが、精神が未熟なところがあります。

もともとはセンスのある(色んな意味で)危ない若者でした。

しかし秀は今までに、下記のような失態を犯しています。

感情で突っ走り下手打ち。

情に流され下手打ち。

催眠術にかかる。

夢遊病。

目をやられる。

何回か裏の仕事を見られる。

操られて仲間を殺そうとする。

など。

こんなに危うい仕事人はいないのではないでしょうか?(笑)

ある意味で、棺桶の錠の下位互換のような存在です。

でも、主水さんは秀の事を可愛がっているのが解ります。

下手を打った秀の粛清命令に逆らい命を助けたし、久しぶりにあった時とても嬉しそうにしていました。

もう色々忘れましたが、主水さんが秀を可愛がっているシーンは他にもあるはずです。

主水さんは錠のとことも気に入ってますが、二人は友達の様な間柄です。

主水さんと秀は、明らかに主水さんの方が格上です。

危うさを含め、その部分をまるで弟子や弟、息子のように思っているのかもしれません。

劇場版でも、大勢の忍びと戦う主水さんのそばでずっと戦っていましたし、武器が折れても刀で多くの敵を倒し見事、主水さんを守り切りました。

これは上記の下手打ちの全てがチャラになる位の素晴らしいファインプレーである事は間違いないです。