お年寄りに多い骨折 その4。足の付け根が痛い…大腿骨頚部骨折。

皆様こんにちは。

今日もお年寄りに多い骨折について書いていきます。

 

大腿骨頚部骨折

転倒した時に、大転子といわれる太ももの骨(大腿骨)の外側にあるでっぱり部分が強く当たり骨折する。

他に、立ち上がりや歩行の際に転倒しかけて足の付け根部分が捻られ力がかかり骨折することもあります。

ここの骨折は今までの部分よりも大変で、骨折してしまうと直立や歩行が困難となります…。

仰向けで膝を曲げて脚を上げるなどの運動もできなくなります。(治るまでは)

 

固定期間も長く、12週間で体中の骨の骨折固定期間中、最長です。

その理由は、とても治りにくい部分の骨折だからです。多くの場合、年齢にもよりますが人工骨頭置換の手術になるケースが多いです。

 

なぜ治りにくいのか、その理由は

1 関節包内のため、血管の介在が少ない。

骨折が治るには血が必要です。なので血管が少ない関節包内は骨癒合に不適なのです。

さらに、唯一の大腿骨頭を栄養している大きい血管が骨折により断たれることが多いのです。

 

2 高齢者に多い。

年齢が進むにつれ骨折がきれいに治るリモデリング作用が働きにくくなります。

 

3 骨癒合に不利な力学的影響

大腿骨頚部は、頚部(首のように細い部分)と名前が付くようにとても細い部分です。そこに体重が乗っかるわけですから負担がかかり治りずらいのです。

 

 

神楽坂から徒歩五分 東五軒町鍼灸整骨院より。

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