柔整外傷学 骨折総論。骨が折れてるかも… 2 骨折の固有症状について! 

皆様こんにちは。

今日は、一般外傷症状ではなく、骨折部にしか決して診られない骨折の固有症状について書いていきます。

これは柔道整復師ならば何が何でも覚えていなくてはならない、寝ぼけていてもスラスラ出てこないといけないものです!

 

骨折の固有症状は3つあります。

このうちの一つでも見られれば骨折と判断できます。骨折があるから固有症状がみられるのではなく、固有症状が見られた時点で骨折と判断できるのです。

 

1 異常可動性

正常では動かない部位が、骨折により動きが出現する。長い骨の完全骨折などで診られます。

 

2 軋轢音

異常可動性が見られる骨折部で、骨折端が互いに触れて生じる音の事です。明確に聴取できるものからかろうじてわかる程度のものまでさまざまです。

 

3 転位と変形

骨折して別れた破片(骨片)の位置が外力や筋肉の作用により変化することを言います。それにより見た目が変わります。

健側と比べて短くなったり、長くなったり、ねじれていたり、曲がっていたり、横にずれていたり、埋もれていたり様々です。

 

万が一怪我した際に、このような症状は出ていないか見て見てください。一つでも見られれば骨折です。

 

 

神楽坂から徒歩5分 東五軒町鍼灸整骨院より。

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