整形外科学疾患シリーズ。掌蹠膿疱症性関節炎(しょうせきのうほうしょう)とは??

皆様こんにちは。

今日は、炎症性疾患の、掌蹠膿疱症性関節炎について書いていきます。

難しい名前であまり聞いたことない方が多いと思います。

でも、以前働いていた整形外科で実際にこの疾患の患者様がいらっしゃいました。

 

どのような概念かというと、そもそも掌蹠膿疱症とは手掌や足底に水泡や膿疱を形成する原因不明の皮膚疾患です。

それに伴って発症し、骨炎、関節炎、脊椎炎を呈するリウマチ性疾患です。

しかし、血液検査所見ではリウマトイド因子は陰性です。

 

主に、胸鎖関節と言って鎖骨と鎖骨の間の関節のあたりの肥厚、慢性炎症が認めらるのが特徴です。30歳から40歳の女性にやや多いです。

症状としては、上記の通り胸鎖関節部や鎖骨辺りの腫脹、熱感、圧痛、自発痛です。

その他、指、手関節、腰の付け根、背骨の関節炎、を合併することもあります。

 

治療法として、根本治療は今のところなく、炎症に対してはNSAID(非ステロイド性抗炎症薬 )が有効とされています。それが効かなくなってきた場合は、抗生物質を投与することにより症状改善が見込めるようです。

 

神楽坂から徒歩5分 東五軒町鍼灸整骨院より

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