皆様こんにちは。
今日は、血液造血器疾患シリーズから悪性リンパ腫について書いていきます。
リンパ節もしくはリンパ組織に発症する悪性腫瘍のことです。病理組織学的に、ホジキン病、非ホジキン性リンパ腫に分類され、更にそこから細分されます。
日本国では悪性リンパ腫で死亡する患者は人口10万人あたり約4人で、ホジキン病と非ホジキンリンパ腫の比率は1対10と言われます。
悪性リンパ節の原因は不明とされています。リンパ節が腫脹し、リンパ球の機能が障害されて免疫能が低下します。このため、各種感染症にかかりやすくなるという特徴があります。
また、脳、肝臓、骨髄などの諸臓器にも病変が及ぶと臓器障害を起こして重症になります…。
ホジキン病、非ホジキンリンパ腫ともにリンパ節が多く侵されたり、種々の臓器に病変が及ぶほど予後が悪くなります。
症状としては、リンパ節が腫大します。進行すれば食欲不振、体重減少、貧血などが起こり、免疫が低下します。
先程も書きましたが、免疫が低下することにより各種感染症にかかりやすくなりますので、物によっては命にかかわるものもあるので注意が必要です。
診断は、頚部のリンパ節などをはじめとしてリンパ節腫大がみられ、進行すると全身に広がります。その状態を診るというのが一つです。あとは、血液検査で貧血や白血球増加もしくは減少(リンパ球の減少)、血小板減少、血液生化学検査で血清LDH高値、Ca高値がみられることもあります。
確定診断は、腫大しているリンパ節を生検し、病理組織学的にリンパ腫であることを確認します。
同時に細胞表面の検査も行い、腫瘍細胞の起源を確定します。そしてエコー、CT、検査などの画像検査でリンパ節種の広がりを調べていき病気を決定していくようです。
治療法は、抗癌薬による化学療法、放射線療法を併用します。感染症を併発した場合は抗生物質を投与します。
経過は、腫瘍細胞の悪性度と病期の進行度によって予後は異なります。病気が進行し、かつ病理組織学的に悪性度が高いものほど予後が不良と言われます。
悪性腫瘍は日本人の死因1位です…。これだけ化学がすすんいるにも関わらずなかなか根治することが難しい疾患です。
しかし、検査により早期発見、早期治療はできます!お勤めの方は会社で健康診断がありますが、その他の自営業の方や主婦の方など、区や県などから送られてくる健康診断のお知らせはきちんと読んで毎回行った方が絶対にいいと思います!!
ぼくも、自分の身体のことはおろそかになりがちなのですが、しっかりケアしていかなくてはなと思っております。
検診は必ず行きましょう!!
神楽坂 東五軒町鍼灸整骨院より。
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