東洋医学シリーズ/こんな時に使うツボ!~鼻炎編~

こんにちは。今日のツボシリーズは鼻炎についてです。

季節の変わり目という事もあり、体調を崩しがちな今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

我が家の1歳5カ月の息子は1週間前に体調を崩したばかり…。

殆ど治りましたが当に鼻水だけは続いています。

関東は今朝から急に寒さが増してきましたので皆様も体調管理をしっかりしていきましょう。

ではいつものように原因と関連するツボについてみていきます。

鼻炎と原因。

①感冒が長く治らないでいると体の中で熱を生み、その熱が肺をおかして鼻に影響を及ぼし鼻炎となる場合。

特徴/鼻詰まりをおこす・鼻水は黄色く粘りがある・頭や額が痛い・咳が出る・発熱や悪寒がある

ツボ/ 列缺 +(鼻炎共通)上星、印堂、迎香、合谷、風池

 

②五臓六腑の肝や胆に熱を帯び、熱が炎上して鼻に影響を及ぼし鼻炎となる場合。

特徴/鼻詰まりがある・匂いを感じない・片頭痛がある・時々粘り気があり匂いのある鼻水が出る・めまいや耳鳴りがある・のどが渇く・眠れない

ツボ/ 太衝 +(鼻炎共通)上星、印堂、迎香、合谷、風池

 

③慢性病などによって五臓六腑の肺の機能が弱り、鼻に不要物がたまり鼻炎になる場合。

特徴/鼻水は白く粘り気がある・鼻詰まりはあったりなかったり・嗅覚が鈍くなる・冷たい風に当たると悪化する・冷えがある・息切れがある

ツボ/ 太淵、肺兪にお灸 +(鼻炎共通)上星、印堂、迎香、合谷、風池

 

④五臓の脾の機能が弱り水分などの代謝がうまくいかず、鼻に溜り鼻炎を起こす場合。

特徴/鼻水は粘り気があり量が多い・ひどい鼻詰まりがある・嗅覚が鈍くなる・頭がぼんやりする・全身の倦怠感がある・食欲がない・お腹が張る・下肢のむくみがある

ツボ/ 脾兪にお灸、足三里 +(鼻炎共通)上星、印堂、迎香、合谷、風池

 

いかがでしたでしょうか。共通してこの4つのツボ(上星、印堂、迎香、合谷、風池)を組み合わせて使うことによって鼻炎を治療することが出来ます。上星、印堂、迎香はお顔のツボです。こちらのツボを手で押すだけでも多少効果がありますので押してみて下さい。