東洋医学シリーズ/しゃっくりとツボ。

こんにちは。今回のツボシリーズは『しゃっくり』です。

しゃっくりと言えば、筆者が思い出すのは息子がお腹の中にいた時に頻繁にしゃっくりをしていたこと…。

もう1歳5か月になる息子ですが、今でも良くしゃっくりがでます。

しゃっくりについて。

このシャックリも東洋医学的に診ると様々な見方ができます。

3種類の原因と共に効果のあるツボを見ていきましょう。

 

①暴飲暴食により、五臓六腑で言う『胃』の気である胃気がうまく下降できず上がってきて起こるしゃっくり。

特徴/大きくはっきりとしたしゃっくりである・お腹が張る

ツボ/(しゃっくりの基本ツボ)膈兪、中脘、内関、足三里

(胃に溜っているものの消化を助ける)巨闕、裏内庭

 

②精神的な刺激を受け、気の流れが悪くなってしまい胃部に溜り、うまく下降できず上がってきて起こるしゃっくり。

特徴/連続してしゃっくりが起きる・胸や脇が張る・げっぷが出ると治まる

ツボ/(しゃっくりの基本ツボ)膈兪、中脘、内関、足三里

(胸郭を広げ、気の流れをスムーズにする)ダン中、太衝

 

③なま物や冷たい物の食べ過ぎで胃部が冷えて起こるしゃっくり。

特徴/重く比較的ゆっくりで力のあるしゃっくりである・温めると治まる・胃に不快感がある

ツボ/(しゃっくりの基本ツボ)膈兪、中脘、内関、足三里

(胃部を温める)上脘にお灸

 

いかがでしたでしょうか。

しゃっくりについては原因によらず共通しているツボがあります。

「膈兪、中脘、内関、足三里」です。

特に「内関」という手のツボは、酔い止めにも使えるツボです。

良かったら試してみて下さい。