50歳以上の女性は3人に1人が骨粗鬆症で、骨粗鬆症の方は国内に推定1500万人以上といわれています。
大腿骨頚部骨折に注意。
骨粗鬆症は、大腿骨の付け根を骨折してしまうのが最大のリスクです。なぜなら、大腿骨の付け根部分は細くて、栄養血管が少ないという特徴があり、治りにくいのです。
さらに、くっくつまで12週間もかかります。
そのため一度折れると、長期臥床を要され寝たきりになりやすく、そこから筋萎縮、褥瘡、誤嚥性肺炎、認知症などに繋がりやすいため良くありません。
手術で人工骨頭に置換するという手段もありますが、あまりにも高齢だと体力、骨の脆弱性の観点から行えない場合もあります。
他にも高齢の方は、脊椎、手首、上腕の骨を骨折しやすいので注意が必要です。
骨折は日常生活に多大な影響を与える大問題ですので、できるだけ確実に防ぐ必要があります。
骨粗鬆症は40代くらいからにわかに増え始めます。
骨粗鬆症になりやすい人の特徴。
・閉経後の女性
・体格が細身
・過度なダイエット
・カルシウム摂取量が少ない
・喫煙者
・お酒をたくさん飲む
・両親のどちらかが大腿骨近位端部を骨折
なぜ骨粗鬆症は女性に多いのか?
それは、エストロゲンという女性ホルモンが関係しています。
骨は毎日作られ、維持され、壊されています。
骨芽細胞が骨を作り、骨細胞がそれを維持し、破骨細胞が骨を壊すのです。そうして骨の新陳代謝は行われて日々骨は生まれ変わっています。
このサイクルが狂いが生じるのが閉経のあたりからです。
40代になり、閉経が近くなるとエストロゲンの分泌が減ってきます。エストロゲンは破骨細胞が骨を破壊するのを緩やかにする働きがあります。そのためエストロゲンが減ると、作る、維持する、壊すのサイクル、バランスが崩れて壊されるのが多くなり、必然的に骨が脆くなるのです。
骨を強くするには?
大豆製品はエストロゲンと似た働きをする植物性エストロゲンが含まれています。
そのため日々、大豆製品を取り、日光に当たり、ビタミンDとともにカルシウムを摂って骨を強くせねばなりません。
カルシウムはビタミンDがないと吸収されにくいのです。ビタミンDの多くは食べ物から接種するのではなく、紫外線を浴びることで皮膚上で形成されます。
そのため、過度な日焼け止めはしない方がいいのです。
そして、整形外科などで定期的に骨密度の検査を受けるようにして下さい。必要であれば骨粗鬆症に対する、または予防する薬が処方されます。