「スポーツ外傷」投球障害とクワドリラテラルスペース。

クワドリラテラルスペースシンドロームについて書いていきます。

 

クワドリラテラルスペースとは、肩甲骨外縁、肩関節下包、上腕三頭筋長頭、大円筋で、囲まれた隙間のことです。

腋窩神経、橈骨神経上枝、後上腕回旋動脈がこの部を通過します。

投球動作におけるクワドリラテラルスペースシンドロームは、腋窩神経の障害によるものと後上腕回旋動脈の障害によるものが報告されています。

投球動作のような肩を挙げる形では、クワドリラテラルスペースが狭くなり、腋窩神経が挟まれます。それにより痛みが出て、投球障害が起きます。