ぎっくり腰の改善症例。
今回は、痛みがまだ残っていても深追いをいないというのも一つという話です。
以前、事務職の女性の方で引っ越し作業中にぎっくり腰を起こしたという方がご来院されました。
どの方向に動かしても、そして歩くだけで痛いという状態でした。
腰と繋がりのある箇所を色々押えたりしてみたけれども、そこまで効果的ではありませんでした。なので、痛む局所とそこの支配領域の大元に刺激を加えた所、改善が見られました。
時間が短くとも効果は出る。
最初の痛みや不快感が10だとしたら、今はいくつかと質問した際に、4くらいという返答がかえってきました。
この間約5分から10分です。
痛みの度合いの事をペインスケールといいます。
一番痛い時で10。痛みが全くない状態を0とします。
どこで施術をやめるか。
5以下になったら施術を止めるのも一つの考えだと思います。
なぜなら、一回で痛みを取るのには限界があるからです。
一回で痛みがほぼなくなることもあることはあります。
でも、長い時間かけて少しずつ痛んできて今に至るわけですので、それなりに本調子になるまでの準備期間は必要です。
何回かに分けて施術をしていき、症状を改善させていくのが本当は望ましいです。
でないと、刺激量過多で逆に組織を痛めてしまったり、疲労してしまいそれにより症状が強くなったり、重だるさが残る事があります。
なので結果、治るのが遅くなってしまうのです。
特にペインスケール3くらいが危ない。
施術で大幅に症状が改善すると、患者様も施術者も嬉しいです。
この先が見たくなる気持ちになります。
別の部位をもっと刺激すれば、先程の部位をもっと深く刺激すれば、0になるのではないか?
深追いすると組織を傷めたり、痛みを探すようになってしまうと良くないのです。
オーバートリートメント、すなわち「過ぎたるは猶及ばざるが如し」です。
そのため、痛みや辛い症状が一旦半分以下になったら様子を見て見て、後日様子を診させて頂くという形をとっています。
痛みを取るとか、症状が治るのにも体はそれなりにエネルギーを使います。
ただでさえ痛んでいて疲れているのに、治療で余計に疲れさせてはいけないのです。
当院は、「動かすと痛い」という運動時痛改善の手技に力を入れています。
ぎっくり腰や腰痛、首肩の痛みなど、お辛い時は神楽坂 東五軒町鍼灸整骨院へお越しください。