頚から背中にかけての痛み。寝違い(頚部捻挫)神楽坂東五軒町鍼灸整骨院。

皆様こんにちは。

今回は、背中から首にかけての痛みです。特に捻ったとかぶつけたわけではなくて、朝起きた時に痛いような寝違えでもないという状態です。

特に、左が痛くて前屈後屈、左側屈が痛むという症状です。

痺れはなくて動かすと筋肉が痛むというこの場合、これは寝違いと同じようなものだと考えられます。要は、急性の頚部捻挫という事です。別に変な体勢で寝たわけでなくても「寝違え」なのかと思われる方もいらっしゃると思いますが、起こります。

寝違の正式名称は頚部捻挫です。捻ってしまって頚部捻挫を起こすこともありますが、デスクワークなどで同じ姿勢がずっと続いているとか、夏場でエアコンが効いてるとか、水分塩分の過不足とか、いつも行っている生活のクセや習慣の運動での負荷などが溜りに溜って、ある時に筋肉を包む膜に傷がついて激痛になってしまうという事は往々にしてあるのです。

いつ爆発してもおかしくない状態で、何がとどめになるか分からないわけですね。これの腰バージョンが急性腰部捻挫といって通称ぎっくり腰と呼ばれているわけです。下にゴミが落ちているから拾おうとした瞬間や、子供を抱き上げる一歩手前とか、立ち上がろうとした瞬間などいつでも起こりえます。頚も同じです。日常から負担が掛かっている場合、いつどんな刺激で痛めてもおかしくありません。

 

という事で、今回の患者様は背中、肩、頚にかけての痛みがあるという事でそこの筋肉が痛んでしまったという事です。背中から首にかけて痛くて、前屈が痛い場合は肩甲挙筋などの筋肉が痛んでいる場合が多いです。

その他、僧帽筋、板状筋などもみていく必要があります。しかしデスクワークなどをされていて、頚肩背中全体に負荷がかかりやすい生活をされている方の痛みの場合は、一カ所だけ痛んでいるという事は少ないです。前屈痛は後頚部の筋肉、後屈痛は頚の側面の奥の筋肉、回旋痛は顎や耳のあたりの筋肉など、様々なところが全体の痛みに関係している場合が多いのです。

一つ一つの動きを診ながら、どこの筋肉がその動きに関与しているかを丁寧に見ていく必要があります。痛む箇所だけを施術していても一向に症状が緩和しない場合は、別の部位に原因があります。

前屈痛、左回旋、左側屈は左の肩甲挙筋、後屈は頚部の深部の筋肉と乳様突起の近くの急所や顎二腹筋を緩める事で症状はほぼ改善しました。回旋時痛の場合は、顎や耳のあたりの筋肉を押えて楽になるのであれば顎二腹筋は効果的な場合が多いです。

 

神楽坂 東五軒町鍼灸整骨院より。

※症状には個人差があり必ずしも効果を保証するわけではありません。

 

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