感染症シリーズ。乳幼児に多い。コプリック班が現れる。麻疹について。

皆様こんにちは。

今日は、感染症シリーズで乳幼児に多い麻疹について書いていきます。

 

麻疹は、麻疹ウイルスにより発症する熱性発疹性の疾患です。

主に3歳以下の乳幼児に発病し、年間に数万人が発病し、その中で数十例が死亡しています…。

お子さんをお持ちの、お父さんやお母さんは心配になるかと思います…。

 

病態生理としては、ウイルスが上気道粘膜に侵入して増殖します。そこからリンパ節に入り増殖し、ウイルス血症を起こし全身諸臓器に巡り症状がでます。

 

症状は、回復期を含めた4期に渡り現れます。

まず潜伏期。10から12日ほどです。

 

次にカタル期。発熱、鼻汁、咳、結膜炎を発症し、発症後2から3日目に口腔粘膜に※コプリック班と呼ばれる赤い小さな斑点が現れます。コプリック班は麻疹において特徴的な症状です。

 

その次が、発症期です。発症後3から4日にいったん解熱しますが、再び高熱が出て耳後部、頚部から斑状の丘疹性発疹が現れそれが次第に全身に広がっていきます。

 

最後が回復期です。2から3日高熱が続いたのち、急速に解熱し発疹が消退します。ここの時期に来ると一安心だと思います。

 

診断としては、臨床症状から判断したり、血清学的検査を行うようです。

 

治療法は、特異的な治療法がなく、安静にして水分と栄養を十分に補う事が大切になります。高熱に対しては解熱薬を使うようです。

特異的な治療法はなくても、ワクチンがあります。

生後12から90カ月の間に弱毒性生ワクチンを接種すると麻疹に対する免疫が成立します。

 

予後は良好ですが、約10%に肺炎、中耳炎、下痢、脳炎などの合併症が起きる事がるそうです。

高熱には注意して、分からないことや不安なことがあったらすぐ病院に行くか、#8000に問い合わせすることをお勧めします!

 

 

神楽坂 東五軒町鍼灸整骨院より。

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