整形外科学シリーズ。神経障害性関節症。(シャルコー関節)について。

皆様こんにちは。

今日は、神経障害性関節症(シャルコー関節)という疾患について書いていきます。

脊髄や末梢神経の疾患に伴い痛覚、深部知覚が障害され進行性の関節破壊を生じる疾患です。

 

もう少しかみ砕いて書くと、ある疾患により神経がやられてしまい痛覚などの感覚がなくなってしまいます。

それにより、動く際に関節面にどのくらい圧を加えていいのか、今どのくらい圧が掛かっているのかが分からなくなります。

その他、痛覚がなくなりますのでもうこれ以上運動すると損傷するという感覚が分からず動きすぎてしまいます。

それにより関節面が破壊されていきます。

 

さて、神経がやられてしまう疾患とは何かを上げていきます。

例えば、先天性の無痛覚症、脊髄空洞症、梅毒感染による脊髄癆、糖尿病性の神経炎、ステロイド関節注射の乱用などにより神経がやられてしまい、痛覚などの感覚がほぼなくなってしまします。

 

症状としては、関節の腫脹、関節液貯留、関節の動揺性、などが主症状です。

他に、レントゲンを撮った際に、あまり痛みがないのにも関わらずかなりひどい関節破壊の画像所見がみられます。

治療法としては、まず大元の神経が痛み機能しなくなる原因となった疾患を治療することです。あと、痛んでる関節になるべく負荷をかけないように免荷を図ることです。あまりにも関節が不安定な場合は関節固定術をすることもありますが、基本は手術などをしない保存療法です。

骨折部が治癒する機能は正常ですので、安静にすることが大切です。

 

 

神楽坂より徒歩五分 東五軒町鍼灸整骨院より。

その他の鍼治療、整体などの施術を予約するならこちら。

https://ssl.xaas.jp/x7521181/login/serviceAppoint/index?SITE_CODE=hp