皆様こんにちは。
今日は、東洋医学の四診法、聞診について書いていきます。
前回の望診の続きです。
聞診とは、音です。患者様の発する心音などのあらゆる音を聞いてその情報を後の施術に役立てていきます。
これを極めると聖技といって、患者様の発する音を聞き、匂いを嗅いだだけでおおよその病状を把握できるようになります。
…これができれば苦労はしませんが、ヒジリの技が使えなくても聞診をするにあたりチェックするポイントがいくつかあります。
音ということで、なにも聴診器で心音を聞くとか、お腹の音を聞く事だけが聞診ではありません。
咳払いをする、骨を鳴らす、舌打ちをするクセがあるなども音です。そのようなクセが、施術のヒントになることもあります。
例えば、肩に痛みを訴える、咳払いが多くてタバコのにおいがする方。話を聞くと、かなりのヘビースモーカーだったとしましょう。
肩の痛みの他、喉や肺呼吸器にも喫煙により負荷がかなりかかっていることがうかがい知れます。
その場合肩の症状に対し、手の太陰肺経といって鎖骨、肩、腕、指と続く肺に通じる経絡を治療に使います。喉の症状が主訴じゃなくても、肺呼吸器に関連し、尚且つ痛む肩を通っている経絡の流れにアプローチする。痛む局所を施術するよりも抜群に効果が出る事が多くあります。
これらは、匂いと音がヒントになっています。患者様の症状を少しでも改善させるため、ちょっとした情報も見逃さず考えアプローチする。望診の他、聞診も大切な要素になります。
動画はこちら
神楽坂 東五軒町鍼灸整骨院より。
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