脳血管疾患シリーズ。脳梗塞について。

皆様こんにちは。

今日は、脳血管シリーズから脳梗塞について書いていきます。

 

脳梗塞は、もっとも急激な症状の発現を呈し、発症後数分で症状が完成します。

脳血管が、塞栓により突然閉鎖することから片麻痺などの局所神経症候が突発するのが特徴です。

そしてその症状は数分以内に起こってしまいます。

急性期には、閉塞動脈の再開通が高頻度にみられるのでしばしば出血性梗塞に移行します。

※出血性梗塞とは、脳梗塞を起こし血管が詰まります。その後、血流により詰まりが取れたとします。しかし、血管が痛んでいて弱い部分に穴が開きそこから血液がもれてしまう病態を

出血性梗塞といいます。

 

疫学として、心房細動、心筋梗塞、僧帽弁狭窄症、感染性心内膜炎などの心疾患があると発症しやすいと考えられています。

主として、心臓内や頸動脈、大動脈弓の血栓が剥離し塞栓子となって脳内に入り血管を閉塞します。

 

症状は、大梗塞(大きな血管が詰まる)が多く発症時の意識障害は軽くても、脳浮腫の進行とともに意識レベルは低下します。

※脳浮腫とは、脳の表面の水分含有量が増えて浮腫みます。それにより脳幹や小脳を圧迫して様々な症状が出る事があります。

その他、失語、病態失認など大脳皮質症状を伴うことが多いです。脳ヘルニアのよる命の危険もあるので、意識状態の変化と共に病巣側の瞳孔散大、対光反射消失など脳ヘルニアの兆候に注意しなければなりません。3~4日目が脳浮腫の症状が強くなります。

※脳ヘルニアとは、脳出血など何らかの病態により頭蓋骨内が狭くなると隙間をもとめ脳幹部の方へ脳が押し出されてしまします。脳幹が圧迫を受けることにより、様々な症状がでます。

 

診断について書いていきます。

CT、MRI、心電図検査、心エコー検査、頸動脈エコー検査などが行われます。

 

治療法は、脳梗塞が起こってからすぐにまた再発する可能性が高いために、抗凝固療法を始めます。

ようは、脳の血管が詰まらないように血液をサラサラにして固まりずらくするのです。

ヘパリンをまずは使い、その後ワーファリンを使います。抗トロンビン薬は使いません。

※抗トロンビン薬は、確かに血液をサラサラにする作用がありますが、ヘパリン、ワルファリンとの併用注意と説明書に書いてあります。

特に脳梗塞などの際に上記の薬と併用すると、血液が固まる時間を遅らせるので、血液がサラサラになりすぎ出血性梗塞を招く恐れがあるのです。

 

神楽坂 東五軒町鍼灸整骨院より。

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