無血刺絡療法で効果が出た症例シリーズ。7 60代男性 上腕骨内側上顆炎。ゴルフ肘。

60代男性、上腕骨内側上顆炎。ゴルフで痛めたので、通称ゴルフ肘ですね。

 

上腕骨内側上顆とは、親指側の肘内側部の事です。そこは、前腕屈筋群といって手首を手掌側に曲げるための筋肉がくっついているところです。

ただ動かすだけでは痛みが出ませんが、前腕屈筋群に力が入ったり、ゴルフのスイングをする際ゴルフクラブとボールが当たる衝撃が肘に響いて痛むという症状でした。

かなりひどい内側上顆炎だと、ただ手首を動かしただけで肘が痛む、内側上顆部を触るだけで痛いという方もいます。

今回の患者様はそこまでではありませんが、痛む症状が確実にある状態です。

 

施術法は、まず痛む部位である内側上顆部に無血刺絡の刺激を加えました。そして、前腕屈筋群にも刺激を加えました。その状態で痛む動きや、力を入れてみて頂きました。すると、先程よりも痛くないとおっしゃってました。

もう一つ、肘内側を支配しているデルマトーム領域であるC8部分周辺も刺激を加えました。

すると先程よりも楽で、もうほとんど痛みを感じないとおっしゃておりました。

 

普通、内側上顆炎の施術というと前腕屈筋群のマッサージや局所の超音波、干渉波、鍼などです。その他、テーピング、サポーター。整形外科だと、消炎鎮痛剤、キシロカインのトリガーといわれる注射という感じです。整形外科、鍼灸整骨院で働いていた僕の経験と一般的な治療方針です。

そして、経験上そのどれをおこなってもそんなに劇的な改善はありません。改善したとしても結構半年とか時間がかかります。

なので、その場で症状が楽になった、痛みがほぼないと実感して頂ける無血刺絡療法は非常に優れた療法だと僕は思っています。

 

痛みを強い刺激でごまかしているんでしょ??とかいう方もいますが、違います。

そもそも刺絡とは、然るべき急所に鍼を刺して血を出し、自律神経を調整して症状を改善させるという医師も認める療法です。それの血をださず同じ効果、むしろ同じ以上の効果を出すのが無血刺絡です。

血を出しても出さなくても効果は同じであると脳神経外科の医師である長田先生が検証されています。

そして、然るべき箇所に与えられた痛圧刺激が副交感神経を優位にするという人体の反射作用も西洋医学界で認められています。

副交感神経が優位になることにより、好中球が増えたり血管が拡張し内因性発痛物質が流れ、痛みの除去や炎症の早期消失の効果が期待できます。

また心因性、ストレスなどいわゆる緊張状態が長期間続き体に悪影響を及ぼすような状態は交感神経が深くかかわっていますが、その緊張状態を緩め、リラックスの副交感神経を逆に優位にすることが出来ますのでそのような症状にも効果が見込めます。

 

まあしかし、心因性の症状や難治性疾患などは無血刺絡による改善例もありますが一筋縄ではいきません…。というのも、患者様の心の持ち方や食生活が大きくかかわってくるからです。それに関してはまた別の機会に書いていこうと思います。

 

 

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