６０代女性で、正座すると両膝の内側が痛むという症状です。

特に何をしたわけじゃなく、外傷もない状態で膝の内側が痛む。尚且つ痛む部位が関節列郄のあたりだと、年齢的なことも考えてまず膝の変形性関節症を疑いますね。

 

という事で、膝内側の痛む症状がある部位にまずは刺激を与えました。

それだけではまだ正座が痛い状態でした。

膝内側で、こちらの患者様が痛いとおっしゃっている箇所のデルマトームはL３の支配領域でした。

なので腰部、L３の椎間関節の真ん中、左右の脊柱起立筋、一行線二行線に無血刺絡の刺激を加えました。

あとは、一応L1からS2くらいまで腰部は全体的に刺激を加えました。

 

その後、もう一度正座をして頂きました。

するとほぼ痛みなく正座をすることが出来ました。

変形性関節症は、初期では関節軟骨が荷重により痛みます。その後顆間隆起が尖がってきて、最終的には大腿骨と脛骨の関節部分が尖がって形が変わってきます。そのような器質的な形の変形は変える事は出来ません。行くとし生けるもの、経年的な変化はある意味しょうがない事なのです。

しかし、痛みは軽減させることはできます。腰や首、膝の変形性関節症で悩んでいる方は、日本国内で約３０００万人もいるという統計があります。

膝の関節症で悩んでいてアダント注射、干渉波治療、マイクロ波照射しか対処方がないと思ってらっしゃる方は是非一度、無血刺絡をお試しください。

 

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