無血刺絡で効果が出た症例シリーズ。30代男性 イライラしたり熱いと体が痛いくらい痒い!


30代男性 熱くなったりイライラすると体が痛いくらい痒くなるという症例です。
こちらの患者様は10年くらい前から、急激な温度変化やイライラすると背中が痛いくらい痒いくなるという症状があるという患者様です。
症状が出る傾向としては、海外に行くと調子がいいけど日本にいたり、ストレスが溜まったりイライラすることがあるとかゆみの症状が強く出るそうです。そして、かなり症状でお悩みになった時期もあったとのことで、何軒か病院に行って相談もしたそうです。しかし、大した改善もなく原因不明、異常なしで帰されたそうです…。
 
このようなお話を伺うと、心の問題なんじゃないか、気圧や湿度の問題なんじゃないか、海外で何かの病気になったのではないか、東洋医学的に「肝」がやられているのではないかなど様々な事を考えてしまう方は多いと思います。
 
大好きな海外旅行中は身体が調子がいいけど、仕事で忙しかったりストレスがかかるような状態ではムズムズ背中が痒くなったり、痛いくらい痒みの症状がでてしまう…。これは、おそらく自律神経が関係していると仮説を立て、それに基づいて施術を行っていきます。
 
というかむしろそれしか方法が思いつきません。
気圧、湿度、海外、ストレス、謎の病気などの視点から考えるとまずは緻密な西洋医学的検査所見が必要になりますし、海外の気質が合うとかはもう性格の問題なんじゃないかとも思うしで、そうなってくると症状改善の出口(終着地点)と施術方針が定まりません。
なので、温度変化や気分の変化などの要素で症状が出たり出なかったりしているならばストレスにより自律神経が乱れ、急激に血管が収縮して内因性発痛物質が出てそこからかゆみや痛みのような症状が出ている可能性が高いので、まずは自律神経を整えるという施術方針で施術を行います。
 
内因性発痛物質とは、カリウムイオン、ヒスタミン、セロトニン、ブラジキニン、プロスタグランジンなどがあります。
その中で、ヒスタミンは痒みにも関係しています。
 
なので無血刺絡の刺激を、症状がある背中(特に督脈、膀胱系の1、2ライン)と、頭、顔のパートに施術を行いました。
すると無血刺絡の痛圧刺激に対し、かなり痛みや不快感を示されてましたが、施術直後から症状がないとおっしゃっており、多少の症状のもどりはあったものの、三回の施術でほぼなにも症状を感じなくなったとのことでした。
 
ジンジンじわじわという割と強い症状に対して、無血刺絡の痛圧刺激はその上を行くゾワゾワくる強い刺激なのです。
そのような嫌な痛圧刺激を然るべき箇所に加えることにより、盛んになりすぎている状態を押えると共に、力が弱まっている状態に力を与えるというように、自律神経を「平」の状態に調整するという効果が見込めるのです。
 
この世の中様々な症状がありますが、「老化」とか、「更年期」とか「ストレス」などと決めつけたり、それでごまかしたり間違った解釈の元間違ったアプローチを何年も続けてしまうということもあります。
しかし、案外「自律神経」の乱れからくる症状は多く、そして「自律神経」を調整することにより症状改善を図ることが出来る場合も多いのです。自律神経調整に優れた無血刺絡で症状が改善するという事はすなわち、自律神経の乱れからくる症状と捉える事が出来ると思います。
 
 
神楽坂 東五軒町鍼灸整骨院より。
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