皆様こんにちは。

今回は、無血刺絡で効果が出た症例集で、ばね指についてです。

 

ばね指とは、腱鞘炎が悪化した状態です。使い過ぎ、動かしすぎて腱と腱鞘部に摩擦が生じ、それが強すぎると炎症を起こします。それが腱鞘炎という状態です。そこからさらに使い過ぎると、炎症部が肥厚して腱をロックしてしまいます。

すると、使った時の痛みの他に朝起きた時に指が曲がったまま伸びない、曲がらないという症状が出ます。これがばね指です。

ばね指の対処方としては、痛いからと言って曲げないとどんどん関節が拘縮してきますので、曲げ伸ばしのリハビリが必要になります。

痛みが強い時は注射をする時もあります。あとは、使い過ぎにより起きますのでその原因となっている動きを止めるとかです。

 

理学療法としては、超音波や電気治療器、マッサージ、温めなどが用いられます。

あとは関節の曲げ伸ばし運動ですね。

これらを行うと多少動きは改善します。でもある程度の可動域をだすまで時間がかかり、痛いです。

 

今回の患者様は、既存の患者様なのですが、ボルダリングを趣味でやっていらっしゃる方で、もろに指に負担がかかり痛めてしまい、ばね指になったんですね。

薬指が曲がりにくくて、指と手のひらが全然くっつかない状態です。

そこで、無血刺絡を行いました。すると、チクチク痛いけど、その部位が赤くなりました。これがフレアー現象といって、血管が拡張している事を意味しています。

その後、もう一度握ってもらいます。すると半分くらい楽になり、大分曲がるようになりました。場所を変えてあと２箇所くらいおこないました。その後、痛むところに超音波を７分当てて、もう一度握ってもらいました。すると、痛みなく楽に握ることが出来て、指と手のひらがしっかりくっつきました。

 

このほうが、刺激量も少ないし時間もかからないし、、身体にかかる負担も少ないし、しっかりとした効果が出ます。

施術する僕自身も楽だし、今までのばね指の症状に対して行ってきた施術やリハビリよりも効果は感じていますが、なにより辛い症状をお持ちの患者様が効果を一番実感してくれます。かなり楽になったと、また定期的に来て、家でも指導したケアを行うとおっしゃって頂きました。

 

神楽坂　東五軒町鍼灸整骨院より。

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鍼灸師で唯一テレ朝時代劇「必殺仕事人」シリーズの考察を行ってます。
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